カイバの10話「カイバ」の感想。オトナアニメのメイン声優座談会で、「10話放送されるまでは、謎についてガンバって解釈しようとしてもムダ」的な発言があったので、「ようやくココまで来た! 」と感慨深い第10話。
「鬼才・湯浅政明が放つSFラブサスペンス」というコピーに偽りはないのか、不安と期待でいっぱいいっぱいでした。SFとラブとサスペンス、どれに重点を置いてるのよ!? という気持ちで。
感想はあいかわらず独断で書いてます。ネタバレ多いので注意。
少年カイバがどうして「カイバ」なのか、ネイロとの出会いと別れ。一度死んだネイロを甦らせたいきさつ。ようやく全て明らかになりましたよ。これでスッキリ…と思ったらワープ王家のお家騒動(?)という新たな謎はいりました。
カイバの胸の穴の件だけど、記憶を失っても胸の穴は大きかったから、感情に左右されて大きくなったり埋まったりするものでもなさそうな…? ネイロに会うまではあんなに小さかったのに、恋の苦悩で一気にでかくなったの!?
今では「幸福の鳥、パタパター」ってくらい大きいものね。
絵的な見どころとしては、大食いカイバ、酔っ払いカイバなどなど。
セリフで笑ったのがココ。
サテ:何のぞいてんすか?
いいツッコミだ、サテ。どんなときもポポの行動はチェック!! サテ視点だと、完全にデバガメ・ポポ。ダダ様の声から察するにカイバは脱いでるんだろうし、そこは普通遠慮するところだわ。のぞくポポが怪しすぎるよ。
ネイロの話から察するに、植物カイバは伝説上は「悪いもの」という扱いではなさそう。それに、過去にワープ王家との接点があるみたいですね。お家騒動となんらかのつながりが?
ネイロはワープの父母がワープの命を狙った理由を知ったようだし、そのへんと何か関係ありそうな予感。
ネイロ:私の写しがブレてるのは、その時あなたが笑ってたから!
忘れないで! あなたは私のカイバよ!
ここらへんはわかりやすいラブ・セリフですが、わりとありきたり。個人的にはグッときたのはココ。
カイバ:ぼくの記憶から君がいなくなることはないよ!
ネイロ:ずるいな、忘れんぼのくせに…
なにをさらっと口説いてるんだー!! 記憶をなくした人が言うセリフか!? 薄暗がりでこんなこと言われたら女の子はドキドキですね。
薄暗がりといえば、このときのネイロの配色であることに気がつきました。ネイロの服装って…ミッキーマウス…。どこかで見たような気がしていたのはそのせいかー!? 色も違うし狙った感じはないし、この程度似たくらいで文句は出ないだろうと思うけど。
ところで「私の写しが…」の件。ネイロはワープの手ブレだと言ってるけど、ワープは「ネイロが動くからだよ」と被写体ブレを主張。私がみたところ、あの暗い部屋で撮ったから、シャッター速度が遅くなって手ブレ。しかもワープは酔っ払い。ネイロに一票。
ワープが認めないのは「記憶の王に失敗(手ブレ)はない!!」なのかも? カーバイル(小型)より重いものは持ったことなさそうだし、「育ちがいい」というよりはボンボンというカンジの王様キャラ。
でもネイロの溶けてしまったボディをちゃっかりすり替えたり、虫取り網とスコップで記憶の卵を回収したりと、わりとこまかい作業も要領よくこなすのね。そのギャップがステキー。ちなみに虫取り網は笑いどころかと。
カイバ関連記事
カイバ感想
- カイバ感想・1話「名はワープ」2話「密航」
- カイバ感想・3話「クロニコのながぐつ」4話「ばあさんの記憶の部屋」
- カイバ感想・5話「憧れの星アビパ」6話「筋肉質な女」
- カイバ感想・7話「記憶に残らない男」
- カイバ感想・8話「化けの皮」
- カイバ感想・9話「ワープを討て!」
- カイバ感想・第10話「カイバ」
- カイバ感想・11話「まわるファン」
- カイバ感想・12話「みんな雲の中」