カイバの第5話「憧れの星アビパ」6話「筋肉質な女」の感想。パソコン教室かと思ったら「バ」じゃなくて「パ」でした。

感想はあいかわらず独断で書いてます。ネタバレ多いので注意。

カイバ第5話「憧れの星アビパ」感想

5話のテーマは「ボディ売買の暗部」? いろいろわかりにくかったです。そしてそろそろ「ワープ」についてなど、次の展開への布石がうたれてます。

食べ物がタタで手に入り、ボディも格安!憧れの星アビパ。色合いが原色系で目に厳しいです。

銀河鉄道999でも「機械の体をタダでくれる星」なんて言葉につられて鉄郎が旅に出てますが、そんなおいしい話があるわけない。裏があるのです。

ちょっと目を放した隙に、回収車にもっていかれるカバ・ボディ。

クロニコ・カイバ:あたしのボディが!

言葉づかいが…気分はもう女の子!? 女性化話みたいになってきましたよ。男の娘?

ダンディ・ボイスの赤ちゃん登場。CV:石塚運昇さんですよ。ボディは赤ちゃんのくせにダンディすぎ!! そういえば「月面兎兵器ミーナ」で中田譲治さんが赤ん坊キャラやってたっけ。流行ってるの!?

赤ん坊:こんな格好してるけど、アレはすごいんだよ

ナニがすごいんだよ? 赤ちゃんのセクハラ発言。 てっきり裏のある悪者赤ちゃんだと思ってたら、悪徳事業に手を染めてるけどカイバには親切な人でした。

ボディデザイナー・パッチ(声:チョーさん)が作った「完璧なコピーバイオ術」。彼はそれを「必要としている者のために」作ったけれど、その技術は有名人のパチモン・ボディを作るために使用されてしまう。人々は気軽に自分のオリジナル・ボディを捨ててパチモン・ボディに乗り換えていくのでした。

そんな現状に対するパッチの抗議行動。ボディ製造工場に忍び込んでトンデモ・デザインのボディに変えちゃうわけですが、これが大ウケ。斬新なデザインに飛びつく人々。情熱が一人相撲してますねー。

パッチ:お母さんは牛じゃないぞ!

このセリフがツボでした。チョーさんは今「ワンピース」でブルックやってます。先日は鬼太郎のたんたん坊の声もやってたし、よく聞くようになりましたね。


人々が簡単にボディを乗り換えると、前のボディは不用品として回収されるワケ。回収されたカバを取り戻すために工場を訪れたクロニコ・カイバは、そこでボディのリサイクルと「食べ物がタタで手に入る」理由を知るのでした。…嫌すぎるー!!

パッチとキルトの中の人の関係がよくわからなかったです。パッチはもともとロボなのか、もともと人間でオリジナル・ボディ→ロボ・ボディに乗り換えただけなのか。

季刊Sを読んだらはっきり○○と書かれていたのでナットク。

パッチには充電が必要。自分が死ねばパッチが困る。そう考えたキルトの中の人は、パッチが確実に世話をするとわかっているキルトに自分の記憶を乗せ換えた。そんなところかな。


赤ちゃんの口から語られる「記憶を操る王・ワープ」の話。記憶タンクの発明者にして、惑星ララ(カイバが最初にいた星)の宮殿に住んでいる。そろそろカイバ自身の話にせまっていきそうです。

カイバ6話「筋肉質な女」感想

今回のテーマは「体と心」。体に影響されて翻弄される心の話。

記憶を食う伝説の植物、カイバ登場。ええー、カイバは植物の名前? 主人公と何らかの関係はあるの? と疑問だらけです。

いや、それより衝撃的なのはクロニコ・カイバにおしっこサポートさせる怪しい男・ゲル(声:能登麻美子さん)の登場。

体調のすぐれないカイバ。ため息をつきながらトイレから出たところでゲルと鉢合わせ。

ゲル:お前男だな。女の体がわからないんだ

ゲルがカイバを助けた代わりに、カイバがゲルの小用をサポート。ゲルがカイバの何をどう助けたのか知りませんが、そんな不自由な体で破壊活動にいそしめるのか!?

そして、カイバ。体調がすぐれない時期ならヘソ出しはやめようよ。考えただけでもお腹が痛くなりそうです。

今回、異様にキャラが立っていたのはバニラの上司・バボ(声:水田わさびさん)。

バボ:朝焼けに!
カメラに映る
サイボーグ!
なんつってー

なぜ七五調? バニラと軽口たたいているときは、駄洒落好きの気安い上司かと思いきや目が笑ってない。危ない! でもうっかりのってしまうバニラ。

バボ:認めたな! 職権乱用だぞ! 女一人勝手に乗船させて降格されてるでしょ
(中略)積み立ても解約したらしいな。記憶の転送もストップされて3日。落ちていく男の典型的なタイプだよ。下手な事すんな。

ひいぃぃ。水田わさびさんといえば、新ドラえもん。恫喝するドラえもんなんて嫌だー。

しかしいるよね、こういう上司。部下に冗談言ったりして普段は気さくな上司を演じているけど、事がおきると一転して部下を管理対象として冷たく追い詰める人。組織からみると有能なんだけど、部下からみると冷徹さがこわいタイプ。

理詰めの攻めセリフに逃げ場なし。黄色いぬいぐるみみたいなボディのくせにー。

それでもクロニコ・カイバをかばうバニラ。ゲルとの関係を怪しみつつも、クロニコが否定するから。ゲルが怪しいのはわかっているし、クロニコはゲルが好きなのでは? と感じているのに。

惚れてるんだよね…クロニコに。次回もっとはっきりするけど、もう理屈じゃないのよ。

バニラ、外見に似合わず堅実に積み立てしてたんだ。財形かな? 積み立てしていた理由は次回明らかに。


ゲストの老夫婦はカフェー(声:折笠愛さん)、トリトン(声:家弓家正さん)。家弓家正さんの声は久しぶりかも。レプカの人ですよ。

「the tree song」に歌詞がついた「木の歌」をカフェーが歌います。木の歌ってことは…カイバに関係してるのかも。でも会話が邪魔で歌詞がよく聞き取れないよ。

暴かれたカフェーの過去の浮気。記憶がなくなってしまったカフェーを連れて旅を続けるというトリトン。

老人は妻の過去の浮気を知っていた。けれど、妻には知っていても知らないふりをしたのでしょう。「一時の過ち」として許すことを選んだのだと思います。 もちろんそこに至るまではいろんな葛藤があっただろうけど、それはもう過去のこと。

なくなってしまった過去の記憶は振り返らず、新たに二人で思い出を作っていく。だから旅を続ける。二人ともまだ生きているんだから…。

そもそも「記憶のバックアップをとっていない」というのは、そういうことだと思います。自分達の覚えていられる、覚えていたい思い出だけが心に残っていくわけだから。

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