カイバの第1話「名はワープ」2話「密航」の感想。「私はこう思った!」自分勝手な解釈など。公式の解説と違ってもへっちゃらさ!

カイバ第1話「名はワープ」感想

主人公の立ち位置と世界観説明の第1話。

このアニメでの「記憶」「ボディ」の説明にかなり時間を割いてます。第1話を見ておかないと世界観の理解が難しいと思うので、見逃さないように。

とはいっても言葉での説明ではなく、会話の中で自然に理解できるエピソードが入っているのですんなり理解できると思います。

貧乏な下層階級の街の一角に、鉢にいっぱい積まれた無縁チップ…嫌あぁぁー!!

主人公カイバ(声:桑島法子さん)の不思議な力(見るだけで対象物を消してしまう)、失われた記憶、穴のあいたボディ。

親切そうに助けて(?)くれたポポ(声:朴ろ美さん)。最初にカイバに会ったときの態度からして、カイバのことを知っていそうなんだけど…。金持ち女性・パーム(声:甲斐田裕子さん)にカイバを売って厄介払い。

ポポ:終着地で名を名乗れ、ワープ。お前の名だ。

主人公の名前をここまで「カイバ」と書いてきましたが、ポポ曰く「ワープ」。エンディングクレジットでは「カイバ」になってるんですよね。どっちが正しいのよ!?

津田健次郎さんは名もない兄さん役…? エフェクトがかかっていてわかりにくいんだけど、どうもそうじゃないかと。「はよ戻してや」あたりノリノリの関西弁だなーと思ったら、大阪出身なのね。

そこそこ上流階級は標準語で、下層階級は方言。ビンボーくさい会話に関西弁と、もうちょっと西の方の方言がぴたっとマッチ。情けなくて泣ける…。そういえば、ポポは下層階級出身だけど標準語なのよね。

動き的に楽しかったのは、カイバがダチョウみたいな鳥に乗って、追っ手から逃げるシーン。そして、バニラ(声:江川央生さん)とジャクチュウ(声:石住昭彦さん、マントの男)のやり取りのシーン。

どちらもコミカルで楽しげによく動いてました。

ジャクチュウ:ワッカらしいボディが乗り込んでるぞ!

カイバの体に丸い穴が開いているからワッカ?でもジャクチュウはカイバのお腹のマークを見てびっくりしてたのよね…。

ところで、パームの「品定め」のためにズボンを潔く下ろしたカイバを見て、ポポがハッとした顔をしていたのはナゼ?お腹のマークはズボンをはいていても見えるから…いや、考えるのはやめよう。

宇宙船の保安官のくせに、セコさと乱暴さでキャラ立ちしてるバニラ。

ネイロとエロ記憶屋とポポ。2話を見てから見直すと、ポポはあの黒ペンキと画用紙でネイロの記憶の部屋に何かしてるのね。改装中?

エロ記憶屋はネイロの記憶のコピーを、壁のひょーひょーコレクションの一体に入れたのかな?ひょーひょーをカイバが乗る宇宙船にもぐりこませてますね。

カイバ2話「密航」感想

オープニングにナレーションが付きました。ナレーションは玄田哲章さん。

記憶は魂か霊魂か?記憶はデータ化され蓄積できる世界
肉体が滅んでも、よりよい体へ記憶を移し変え不死となる
嫌な記憶を消去、楽しい記憶をダウンロード
しかしそれらは上流層にかぎられた
そんな世界を主人公カイバは記憶を失ったまま別の体に乗って旅を続けていた…

コレだけ聞けば1話見なくてもわかるぜ!と思うかもしれませんが、やっぱりこれだけじゃ感覚的に判りにくいので1話は見るべし。

2話からはそんな一見便利な記憶とボディの世界が、どんな悲喜劇のドラマを生むかというエピソードが綴られていきます。


行きがかり上、宇宙貨物船ニューロン号に密航したカイバ。記憶はぬいぐるみのカバのような簡易ボディへ、元の体はパームと客室へ。

前回「品定め」でズボンを下ろすカイバを見て予想はしていましたが、エロシーン・キター!でもアート的な表現だったので、純粋無垢なお子さまにはわからないかも。いや、何か気まずいシーンだということはわかるよね。

カバ・ボディは食べることも話すこともできず、痛みも感じないボディ。何のためのボディなんでしょうか。危険な作業用?

カイバと同じく貨物室に密航の貧乏少女コチュ(声:日比愛子さん)。カイバの目の前での、コチュの全裸着替えに抗議するひょーひょー(声:水田わさびさん)はコチュの言うとおり女の子で、カイバの知人みたいですね。やっぱり中の人は…。

コチュの恋人バター(声:西脇保さん)は、二人分のチケットを買って客室でラマ(声:金月真美さん)とよろしくやってたというのが泣けます。しかもスレンダーボディのコチュに対して、ラマは巨乳。そもそも好みのタイプじゃなかったってことかー!! 運び屋として利用されていただけなんて、あわれすぎる。

バターは外見がバカボンのパパみたいなのにモテモテですよ。でもわかる。男は顔じゃないからね。


記憶に入る装置ホーレイトー(緑色)と、人間や機械を溶かしてしまうカーバイル(黄色)、記憶をチップ化していない人がカーバイルで撃たれるとどうなるか、などいろいろ設定説明。

もう一つ重要そうな設定が、記憶のオリジナルとコピーの関係。記憶の二重再生(同時にオリジナルとコピーの二つの人物をつくること)は禁止。コピーは必ずオリジナルを殺そうとすること。

そして、バニラの小悪党っぷりが際立った回でした。

バニラ:髪が長くてたれ目で、おっぱいは…なくてもいいけどそれなりで

ルパンダイブをアニメで見るのも久しぶりだわー。このバニラの女性の好みが、3話への伏線(というほどでもない)になっていたとは!

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