「水神様」は昔のマンガの荒唐無稽さを感じる話です。戦車もでてくるし。「人狼と幽霊列車」の展開の速さもすごいですね。
第6話「水神様」感想
水木しげる漫画で「今月から家賃が2倍になった」程度で驚いていたら、最後まで読めないので漫画を読んでいるときには無意識にスルーしていた「今月から家賃が2倍」。 よく考えるとものすごいことじゃないですか!!! 家賃6万くらいのところに住んでたら、今月から家賃12万!? アニメで水木さんの驚きようをみてようやく気づきました。
コッペパン…子供の頃は「絵描き歌に出てくるが実物はみたことがない謎のパン」と思ってました。実物をみれば「ああコレね」とわかるけど周りで「コッペパン」と呼んでる人はいなかったような…。最近はリバイバル(?)でパン屋さんで売ってますけどね。
コッペパンのために働くことを決意する鬼太郎。金貸しの協森さんからもらった仕事は借金の取立て。取り立てた分の1割がもらえる契約。「ぼろい! 」がでましたよ。
協森さんの「クビッ!!」がいいですね。原作は整合性を細かく考えて作られていないので、アニメではなんとかストーリーのつじつまを合わせるようにいろいろやってます。
原作ではなにかあるとすぐにでてくる戦車に航空部隊。アニメでもでてましたが、さすがに名称はふせられてますね。 目玉おやじも鬼太郎はまだ子供なんだからしっかり監督しなくちゃダメだよ。
ああっ、水木さんがー!! たしかに原作では後半急にでてこなくなるから、整合性をとるとこうなっちゃうのかもしれないけれど。 でも直前におこづかいももらってるんだし、「じゃ」で見捨てるのはドライというか腹黒い感じ。鬼太郎の子供っぽさを強調しているのかもしれないけど、アニメでは時々出てくるオリジナル描写で「鬼太郎=悪」みたいに見えるのが気になります。
そしてあっという間に太平洋。なんともいえないテンポで進みますよ。
ねずみ男が目玉おやじを人質にとるといったときは「絶望だー!!」って叫んでるから、水木さんが余計不憫な気がします。
第7話「人狼と幽霊列車」感想
「とけた! 」が鬼太郎のセリフになってましたね。確かにそのほうが自然だけど。
コミカルからホラーへの流れもうまくいってました。ガマ令嬢の口にチャックもついてたし、いうことなしですよ。ジェントルマンの食卓の焼肉もおいしそうで。
右隣が人狼、左隣がねずみ男。こんな妖怪アパートに越してきたガマ令嬢も災難ですよね。
そしてあんな手漕ぎの小船で深さ7000mの沖合いまでいけるかー!! とツッコミ。
鬼太郎の「がぎぐげごー」とねずみ男の「なにぬねのー」は対比になってるんですね、見直してようやく気づきました。
第8話「怪奇一番勝負」感想
手が、手が!! 思ってた以上にすばやいです。カサカサカサというそのすばやい動き、アレだ、クモみたい。肉切り包丁を持ち出して縄を切ろうとするあたりから、天井へ逃げるシーンの動きにビビリました。
あんまり笑いどころのないこの回で「アメリカのネズミ捕り器」の人の身長ほどもある巨大さは笑えます。いくらアメリカでもそれはないよ。トムとジェリーにでてくるようなバネ式のねずみ捕りです。大きけりゃいいってもんじゃないのよ、ネズミ捕りは!!
金丸さんも悪い商売してるから、その報いってところでしょうか。この話はバッドエンドでこわいので苦手なんですよ。 「さあ! みんな、『はひふへほ』をとなえよう」の人たちもこわくてね。
6~8話はDVD3巻に収録されています。
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