「TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)」特別読切「In unity there is strength(団結は力なり)」。週刊ヤングジャンプ36・37合併号で、アニメの脚本・シリーズ構成担当の西田征史さんがストーリー担当、キャラクター原案担当の桂正和さんの作画で漫画化されました。
話はアニメの人だし、絵はアニメの原案絵を作った人ということで、かなり贅沢!! うれしいコミカライズですよねー。
週刊ヤングジャンプ36・37合併号は2011年8月4日(木)発売で、難民化を危惧した人たちがヤングジャンプ予約に走ったらしいというネットでの発売前情報。
フィギュアの予約が出来なかった人、「TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) ~桂正和原画&ラフ画集成~」限定版が予約できなかった人。これまでにもいろいろあったから、ヤングジャンプものんびりかまえてたら手に入らないかも? と不安視してた人がいたようです。
私は「ヤングジャンプ予約とかありえない」と思ったので、発売日の夜にコンビニへ。
21:00頃でしたが近所のコンビニ2店では置いてましたよ、ヤングジャンプ。住宅地のコンビニなら余裕でした。
ただし、駅前の24時間スーパーの本コーナーでは売切れてたように思います。
ストーリーはアニメ「TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)」の1クール目の話。ルナティック登場後、バニーちゃんがランキング2位だった頃の話。
ヤングジャンプ発売時には、アニメの方は2クール目に突入して18話「Ignorance is bliss.(知らぬが仏)」の放送が終わってました。
だからアニメの方はもうデレたバーナビーだったので、「ツンのバーナビーが帰ってキター!!!」というかんじでしたよ。
ルナティック登場で、人気的にいろいろ大変になったヒーロー達。
「HERO TV」プロデューサーのアニエスはヒーローの人気回復に、登場ポーズを決めて、これからは登場ごとにそれを使うように指示。
ところがその登場ポーズにヒーロー達の不満続出。果たしてヒーロー達は団結してこの困難を乗り切れるのか!?
というような話です。
ストーリーはやっぱりアニメを髣髴とさせる話。ラストの火事場の救出劇では、マンガを読んでいる私の頭の中でアニメのあのBGMが流れてましたよ(笑)。
ヒーローは全員ほぼ均等に出番アリでしたが、思ったよりホァン(ドラゴンキッド)が目立ってました。アニメではあまり目立ってないから、そんな気がしただけかもしれませんが。
その分イワン(折紙サイクロン)が割り食ってたかも。まあ救出劇でも生かせるNEXT能力じゃないし。
おいしいところは全部バニーちゃんが持っていきました(笑)。虎徹もお姫様抱っこじゃないけど小脇に抱えて助けたし、相棒としても…ね。
今回の話で、バーナビーはいつから虎徹が遅刻した原因について気づいてたんだろうか? と思って見直してみたら、最初からでしたね。
冒頭の、アニエスに「携帯電話しまってくれる」と言われたところから。虎徹が時間通りに来ないから携帯で調べてたのか、たまたま他を見ていて見つけたのか?
まああの時点で知ってたから、虎徹が嘘の言い訳をしたのを「カッコつけて」と揶揄したわけですね。
なんでも知ってる相棒コワーイ(笑)。
アニメではPCでネットを駆使してウロボロスを調べていたみたいだし、部屋には巨大なディスプレイもあったし、バニーちゃんは検索力すごそうで怖いですー。
ところでアニエスおススメの「登場ポーズ」ですが…個人的にはもうスカイハイが推してる登場ポーズでいいじゃん! と。簡単だし、明るいイメージだし、隠し事がなさそうだし(笑)。
絵はマンガ特有のややデフォルメ調の絵があるコマもあり、初見ではやや違和感ありました。でもアニメとマンガという表現の違いみたいなものですぐ慣れました。
そして、ヒーロースーツは企業ロゴ不可だったみたいでロゴなしでした。
ラストのヒーロー達の活躍もヒーロースーツなしの生身での救出劇だったのは、そのへんを意識してあえて生身の状況を作ったという印象でした。
制約をうまく利用して話を作っているかんじでしたよ。
実際のヒーロースーツに企業ロゴがなかったらアニメ視聴層に違和感があるだろうけど、「登場ポーズ映像」だったら「実際のスーツじゃなくてポーズ例だから! 」と言えるし。
気になる人は気になるかもしれませんが、まあ絵は桂正和さんだし。個人的にはOK。
表紙のカラー絵は「TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) ~桂正和原画&ラフ画集成~」の告知絵。というか、まだ原画&ラフ画集成のカバー絵ができてないから、このマンガのカラー表紙を告知用のイラストとして使っただけでしょうね。
せっかくだから「桂正和原画&ラフ画集成」の表紙は別に描き下ろしてほしいなあ。まさか今回の表紙絵を流用して…ということはないでしょう。
まあとりあえず「In unity there is strength. 団結は力なり」面白かったので、「TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) ~桂正和原画&ラフ画集成~」に収録されるカラー版も楽しみです。
とにかく週刊ヤングジャンプ36・37合併号では「TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) ~桂正和原画&ラフ画集成~」<通常版>の発売日は2011年10月28日になっているので、期待してますよ。
TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)関連記事
- TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) オフィシャルヒーローブック感想
- TIGER&BUNNY(タイガー&バニー)公式ムック HERO TV FAN Vol.1感想
- 桂正和×TIGER&BUNNY原画&ラフ画集成 感想
- ニュータイプ「タイガー&バニー設定資料集」
- タイガー&バニー スタッフ・声優・主題歌・全話タイトル
TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)各話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)1話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)2話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)3話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)4話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)10話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)11話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)12話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)13話感想
- TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)14話感想
オマケ:読みきりマンガTIGER & BUNNY「In unity there is strength. 団結は力なり」感想
- TIGER & BUNNY「In unity there is strength. 団結は力なり」感想