アニメーションノートno.6感想

天野喜孝さんの画ニメが表紙を飾っていて巻頭特集だけれども、個人的には「やさいのようせい N.Y.SALAD」の方が好きなんです…。ちなみに今回は「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」がよかったですよ。

というわけで今月の気になった記事。

Genius Party

STUDIO4℃のオムニバス作品「Genius Party」の紹介。渡辺信一郎監督（Baby Blue）×湯浅政明監督（夢見るキカイ）の対談があります。

「夢見るキカイ」からラフスケッチ、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、美術など4ページ。どれも大きく載せてあるので、量的には少しです。

「Baby Blue」からキャラクターデザイン、絵コンテ、美術など4ページ。こちらも量的には少しです。

残りの作品は簡単に紹介されてます。実際の作品を見ていないのでなんとも言いようがないですが、資料好きとしてはよさげなかんじです。この記事目当てだと量が少ないので物足りないかもしれませんが。

8ページ記事。古川タクさんのインタビューとアニメのメイキング資料など。

「CAFEBAR」原画、iTICKET「なにができるかな」のワークフロー（絵コンテ、タイムシート、原画、完成カット集など）、TOKYO LOOP「はしもと」の絵コンテ、キャラクター、原画など。

いろいろ載っているのがいいですね。アイディアメモが面白かったです。

古川タクさんといえばNHK「みんなのうた」の「ピクニック」「東の島にコブタがいた」「以心伝心しよう」あたりがなつかしいです。えっ、古い? だってあの頃よくみんなのうたを見てたから。線がウゴウゴ動いている絵が面白くて好きです。

Production I.G制作の「ASIENCE～髪は女の命」のプロモーション・アニメ。「ASIENCE（アジエンス）」といえばもちろんシャンプーですよ。

中澤一登さんが監督・キャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督・原画まで担当!! いくら短いCM作品とはいえ一人でがんばりすぎ? 音楽は池頼広さん。

記事は中澤一登さん、背景美術の平田秀一さん、色彩設計の広瀬いづみさんのインタビュー。

メイキング資料はキャラクターデザイン画、背景美術、絵コンテ解説、動画など。姫君が振り向きざま顔アップになる場面のレイヤー分割なども。完成カット集もありますよ。

広告代理店の外国人担当者が描いたという企画書ラフが、いかにも外の人が想像する「ジャパーン」ってかんじのお城と鶴と月に叢雲（当たり前ですが筆致もまさに外の人）。そんなオーダーにもばっちり応えちゃってます。

テレビとアニメフェアで流れたらしく、花王のアジエンス公式サイトでも映像を公開していましたが、現在は終了しているみたいです（リンク切れしてたのではずしました）。

タイトル：アニメーションノート no.6 (2007) (6) (SEIBUNDO Mook): 出版社・発売時期：誠文堂新光社（2007-06）; ページ数：134; 総合評価：

内容紹介