怪vol.22 感想

カラー8ページ。公式サイトで見られるキービジュアル的な絵が数枚。第1話登場の水虎ラフなども。

設定画は線画で1ページ。絵は鬼太郎、目玉親父、ネコ娘、ネズミ男、砂かけ婆、ぬりかべ、一反木綿、子なき爺。鬼太郎、ネコ娘がやや多め。

アニメーションノートに載っている絵より大きいですが、数は少ないです。一反木綿の絵はアニメーションノートになかったので2つだけですが見ることができてよかったです。

子なき爺はアニメ雑誌では蓑つきの絵くらいしか載せてませんが、この本にはなぜか蓑ナシの後姿が…。少ないスペースでどうして子なき爺のお尻画像なのか、編集者に聞いてみたいところです。

原作まんがからアニメ・ゲーム化などの話まで、鬼太郎が紙芝居から始まって5期アニメ化にいたるまでの歴史がまとめられています。

モノクロページですが、原作カットやグッズの写真などビジュアル資料もからめて解説しているのでわかりやすくてよかったです。

誌上再制作の紙芝居版「空手鬼太郎」とか、3期アニメ鬼太郎のお風呂セットの写真とか、いろいろおもしろいものが見られますよ。

原作のカットと簡単な説明、登場した代表的な作品名が書かれています。完全網羅と書かれてますが使いまわしてる妖怪も多いから、ほんとかどうかなんて判らない気もします。

それでも「墓場鬼太郎」から「鬼太郎霊団」までをまとめているということなので、それなりに便利（?）だと思いますよ。

あまり見たことがない鬼太郎の短編マンガがいくつかのってます。とりあえずリストアップ。

• 三味線猫のなげき（グラフィケーション1977年3月号）
• 大ボラ鬼太郎（「DONDON」連載5本）
• 鬼太郎4コマまんが（「東京スポーツ」昭和46年）
• 鬼太郎とねずみ男（「いんなあとりっぷ」1973年 3本）

オチがあるようでないような4コマまんがはおいといて、「鬼太郎とねずみ男」の3本がわりと面白かったです。比較的長いのが「大ボラ鬼太郎」の5本ですがどれも短編です。

どんなものでもレアものには目がないという人は要チェック。