アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎完全読本 感想

最初に鬼太郎たちメインキャラクターの紹介。シリーズ通して絵柄やポジションの変遷が、わかりやすく解説されています。

鬼太郎の特殊能力一覧や身体変化一覧もカラーの本編画像で紹介されています。でも「その一部を紹介」と書かれているので全部ではないのかも。

ねずみ男の金もうけセレクションや目玉おやじの入浴百態なんかもわりとおもしろい！ 4シリーズあって、1シリーズ100話を超えることもあったからネタは豊富。妖怪アパートの変遷も面白かったです。

そして本の約半分を占めるのがアニメに登場した妖怪ガイド。同じ妖怪が1部から4部まで何度も登場している場合は、それぞれの話での対比あり。アニメオリジナルではない場合、原作での扱いの違いなどもわずかですが触れられています。モノクロですが本編カットもついているので、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」妖怪カタログ風ですね。

ストーリー紹介も4シリーズ分＋劇場版。ただし、結末がややわかりにくいものもあるのでストーリーを詳しく知りたい人にはやや微妙かな。

声優インタビューは各シリーズ毎の鬼太郎、ねずみ男（3期の富山敬さんは鬼籍に入っているので…ムリ）、目玉おやじにユメコちゃん。大物声優さんが多いので、放送当時のエピソードは必見。

アニメ設定資料はメインキャラクターは各シリーズの設定画が少々あります。ゲスト妖怪たちは紹介ページの名前の横に小さく線画が載っています（何期の設定画かは任意だと思います）。そして用語集のページにゲストキャラクターの線画など。

それなりには載っているのですが、絵が小さいのでやや物足りないですね。3期の設定画だけでいいなら、まちがいなく「おい! 鬼太郎 甦るゲゲゲの鬼太郎80’s」の方がおすすめ。

4期もメインキャラクターだけなら「ゲゲゲの鬼太郎解体新書」の方がしっかり資料が載っています。