「LUPIN the Third -峰不二子という女-」での五ェ門初登場回。説明するまでもなく、サブタイトルを見ればわかります。
しかし淑女って誰? …まさか!?
今シリーズでの五ェ門(声:浪川大輔さん)はすっかりギャグ担当ですね。不二子に手玉に取られる男・五ェ門。
まだまだ修行中だから、仕方がないのか。
たしかルパン三世のTV第1シリーズで初登場したとき、変なノリだったのはおぼろげに覚えてます。ルパンの敵でしたよね。ルパンを斬るとか言ってた様な。
「不二子ちゃんはそれがしのガールフレンド」とか言ってたのも奇妙さを加速してたような。
けれどもまさかその「ガールフレンド」ネタを拾ってくるとは(笑)。
ちなみに3話の元ネタはトラップ一家ですよねー。サウンド・オブ・ミュージックの。
LUPIN the Third -峰不二子という女- 第3話「淑女とサムライ」感想
今シリーズの世界の国名は架空国名ですね。他シリーズではどうでしたっけ。
ルブラン美術館から故国アストリアへ、列車で宝を運ぶことを決定したアストリア国王・トランク・ゲオルグ(声:立川三貴さん)。
息子夫婦は3年前に自動車事故で死亡。残った孫であり後継者のマルコ(声:小林由美子さん)、そして2人の孫娘ルイーズ(声:武田華さん)、グレース(声:津村まことさん)と共にルブラン美術館を訪れる。
国王一家に秋までの臨時教師として雇われた「マリア先生」こと峰不二子(声:沢城みゆきさん)。
国王を亡き者にして、後継を狙うシュメイト男爵(声:野中秀哲さん)。妻のシュメイト夫人(声:山崎美貴さん)は国王の娘。
シュメイト伯の部下からトランク国王暗殺依頼を受ける五ェ門。
そして国王一家と財宝を乗せた列車が出発。ひょんなことからマルコたちや不二子とお近づきになってしまう五ェ門。
五ェ門:拙者、石川五ェ門と申す。旅の芸人です
金属製のお盆からウサギを切り抜いてみせる五ェ門。マルコにフンドシ引っ張られたりして散々ですよ(笑)。
「(孫達の目の前では気の毒だから)密かに命を絶とう」と列車の屋根から国王が一人でいるところを狙おうとするも、客室に乱入してきた孫達のために失敗。そんなふうに屋根でもたついてるから列車がトンネルに…(笑)。
不二子:ただの大道芸人じゃないのね
不二子にすらあっさり気づかれる。
さらに仕事がはかどらない五ェ門にしびれをきらしたシュメイト男爵から新たな刺客が。機関士達が襲われ、列車暴走の危機にさらされる。
責任を感じた五ェ門は国王に協力を申し出る。機関車部分を国宝の積まれた貨物車ごと切り離すことを提案。動力部分がなくなれば、列車はそのうち止まるはず。
未練を残しつつも、貨物車の国宝をあきらめた不二子。
衝撃に備えて、国王の部下達が提供したベルトで、子供たちを座席に固定することに。しかしベルトが足りない。国王もベルトを提供。
五ェ門はいい仕事をして、列車は無事停車。
その夜、闇に乗じて逃げようとする不二子を問いただす五ェ門。押し問答の結果、不二子の服を切り捨てる。
「今回は家庭教師ということでここまで露出度少なかったけれど、お待たせしました。」と言わんばかりに、全裸&乳首ノルマ入りましたー(笑)。でも大事なところ(笑)に国王のベルトが!?
実はこれもお宝。彫刻家ロダンがカミーユ・クローデルに贈ったベルト。今回の不二子の成功報酬はこれだけ。
五ェ門:最初から狙いはそれだったか
不二子:そう、全部お芝居。どう? ショック? でもお互い様。これも仕事よ。
「可憐」なマリア先生はお芝居でした。
五ェ門:お主にも居場所が無いのだな。 ましてや本当のフレンドなど誰もいない。だが拙者なら本当の…
ああ、そういえば五ェ門は不二子がマリア先生モードのときの
不二子:みんな同じよ、どこにも居場所なんてないわ。私も
に反応してましたね。フレンド(=仲間)がほしいのは五ェ門の方なのか?
不二子:拙者なら本当の…何? (五ェ門に口づけ)
不二子:峰不二子よ。また会いましょ、ステキなサムライフレンドさん
五ェ門:本当のガールフレンドに
不二子:じゃあね、五ェ門
五ェ門:峰、不二子ちゃんか…
「当ててんのよ」的に胸を押し付けられて、キス一つでこのていたらく。チョロイな、五ェ門。というか、依頼された暗殺仕事は失敗したくせに、一人前にガールフレンド作ろうとか(笑)。100年早いわ!!
不二子は全裸バイクで逃走。いやまあ例のベルトしてますけど。深夜に全裸バイクで走り出す。かなり寒そう。
その後、五ェ門も追っ手(?)の男達の服を切り捨てて走り去る。
五ェ門:また、つまらぬものを斬った
「じゃあ斬るな! 」と言いたいところですが、追って来れない様に服だけを斬り捨てるのは、無駄な殺生はしない五ェ門のプライドかも。
今回は、1、2話のドライな悪女・峰不二子から子供たちを守る可憐な女家庭教師へ。子供たちの命が助かったのは、不二子のおかげだと言う五ェ門へ、
不二子:買い被りすぎよ。柄じゃないわ。
あっさり切り返す不二子。ここの否定はいいかんじ。
たとえ他人の厚意であっても、違うものは違う。男を騙しても、そういうつけ込み方はしない。矜持を感じます。
それにしても、ここまでの1~3話。全裸と言えば、一般的に「無防備な状態」「隠し事のない状態」ととらえると思うのですが、不二子はむしろ裸が戦闘服(笑)。
身を覆う布の分量が少なくなればなるほど危険。一般的な意識との落差があるので、油断してしまう分こわい(笑)。
そういえば、今回一つ気になったセリフ。
五ェ門:女の色香にかどわかされるなど
とか言ってましたが、「かどわかす」は「(肉体を)さらう、連れ去る」みたいな意味でしょ? なんだか妙なかんじでした。
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