以前からエスを買っている人は知っていると思うけれど、アニメ「モノノ怪」の記事は以前に1回載っています。 「モノノ怪 雑誌情報など」のページに書いていますが、設定資料を中心に美術に関するインタビューを載せていたことがあります。

その前に「怪 ~ayakashi~」の記事を載せていたこともあるから、あわせて3回目になる季刊エス2008年1月号の記事です。「もうムックだしちゃいなYO!」と飛鳥新社にいいたいところです(スクエア・エニックスが握っているのか?)。

例のごとく中村健治監督、橋本敬史キャラクターデザイン、森田信廣CGディレクターのインタビューとメイキング資料が載っています。

薬売りはカラーの全身設定画(いままでよりちょっと大きめ)と原画。原画は退魔の剣をかまえている絵と化猫~大詰め~の最後のほう、猫なで薬売りの横顔。

あの横顔は放送されたときに「ちょっと違う!?」とネットでも話題になっていましたが、「これはこれで…」みたいですね。気になる人は読みましょう。インタビューは今回も裏話がいろいろありますよ。

各話の背景美術詰め(やや小さいのが残念…)もあり。鵺の背景美術の色の話で「放送事故と思われるから…」というのに苦笑い。でも私、鵺の美術はとてもよかったと思いましたよ。

そして季刊エスといえばアニメ原画集。

  • 「鵺」の解き放った後の薬売りバトル
  • 「化猫」の節子と争う森屋(遠景)
  • 「化猫」の節子とのつかみ合い

あのシーン外丸達也さん(映画「スチームボーイ」総作画監督の)だったのね…。でも名前でてたかな?ともう一度「化猫」大詰めのエンディングを見たら、たくさんの原画さんの下に一行空けてお名前が。 なるほど、見逃してました。

橋本敬史さんがスチームボーイのお仕事をしていたから、そのつながり。どこの仕事でもそうだけど人脈ってホント大切ですね。


「モノノ怪」放送終了後「パネル展」をはじめ各種イベントがあったけれど、「地方在住だから行けなくて…」とさびしい思いをしていた人(私もだけど)は、この本で久しぶりの「モノノ怪」記事を楽しみましょう。

掲載誌、号:季刊エス2008年1月号(vol.21)
ページ数:8ページ
色:カラーページ
絵の大きさ:見やすい(一部小さいものも)
総合評価:3

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