そろそろ小説「モノノ怪」発売…かと思ってたらまだ延びるのかー。ということで「モノノ怪ヴィジュアルポスターブック」の紹介でもしておきます。

ヤングガンガン増刊号の付録です。裏に「NOT FOR SALE」とか書かれてますが、非売品と言う意味じゃなくて、「単独では売らないよ! 」くらいの意味ですね。

定価350円の青年誌の付録ですから、装丁自体はわりとチャチです。ホッチキスとじ。ホッチキスをはずし、バラしてポスターとして貼れるくらいの比較的しっかりした紙を使ってます。画集でもイラスト集でもなく、ポスターブックにしたのは正解かも。買う前は、雑誌のグラビアページみたいなへろへろした紙を想像していました。

絵の大きさにもびっくり。2つ折の両面ポスター。ホッチキス部分を中央にすると、左右にそれぞれ2つ折サイズのポスターが1枚ずつ。裏も同様。ホッチキス穴が絵の真ん中にこないようになってます。

「350円の雑誌の付録としてはいいんじゃない!? 」という出来ですね。この値段なら、貼る用と保存用…と数冊買う人の気持ちがわかるような気がします。

イラストを描いているのはこのメンバー(敬称略)。

  • 蜷川ヤエコ(コミック「モノノ怪」作画)
  • 林田球
  • 岡崎武士(代表作「精霊使い」)
  • 荒川弘(代表作「鋼の錬金術師」)
  • 枢やな
  • 坂本あきら
  • 田島昭宇(代表作「魍魎戦記MADARA」「多重人格探偵サイコ」)
  • 橋本敬史(アニメ「モノノ怪」キャラクターデザイン)

みてわかるとおり、アニメのキャラクターデザインの橋本敬史さんと、コミック作画の蜷川ヤエコさん以外は、モノノ怪に全然関係ない人たちです。プロ作家が描く二次創作イラスト集ですね。絵柄もイラスト塗り。橋本敬史さんのイラストもニュータイプの「エヘクト三昧」の連載絵と同じ様な雰囲気のイラスト。

だから、アニメ風のセル塗りイラストが好きな人とか、「アニメスタッフの絵しか認めない! 」と言う人にはあまりうれしくないかと。橋本さんの絵も1枚しかないですから。

でも、表紙絵がセル塗り風(アニメ「モノノ怪」エンドカードじゃないかな? )だし、DVDの全ジャケットが小さく載っていたりもするので、二次創作系の絵に寛容な人は買いだと思いますよ。


絵は「モノノ怪ヴィジュアルポスターブック」というよりは、「『薬売りヴィジュアルポスターブック』でしょ、これ」というくらい薬売りです。主人公だし当たり前か。それから、退魔の剣を抜くとでてくるあの人。「鵺」「のっぺらぼう」とわかる絵を描いている人もいますね。

岡崎武士さん、田島昭宇さんなど、絵が達者な人が参加してるためか、それほどイメージがくずれる絵がなかったのもよかったです。

個人的には坂本あきらさんの絵が中間色を使いつつ派手な画面作り。アニメのイメージをつかんでるかんじでよかったです。絵も私が好きな「のっぺらぼう」メインキャラ総出演ということで。


この雑誌5月末発売でしたが、私の場合は近所のコンビニでは見つけられませんでした。むしろ普通の本屋さんの方がまだ見かけますよ(6月中旬現在)。

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掲載誌、号:増刊ヤングガンガンvol.3(2008.6.28号)別冊付録
ページ数:2つ折両面ポスター:8ページ(表紙ページ別)
総合評価:5

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