「巌窟王プロダクションブックver1.5」は、アニメ「巌窟王」を作ったGONZOのスタッフ制作の公式同人誌です。公式同人誌ってなんですか?という人は「巌窟王PRODUCTION BOOK CURTAINCALL」のページを見てくださいね。ちなみにこの本は「CURTAINCALL」より前に発売された本です。
コミケのGONZOブースで発売された「巌窟王プロダクションブック」をマイナーチェンジして通販されたものです。コミケで発売されたものとどこが違うかというとまず表紙が違うこと、そして中身も少し違うらしいのですがコミケで発売されたほうを見たことがないので中身についてはなんとも言えません。
私が持っているのは表紙の背景色が黒。金の主線でモンテ・クリスト伯爵の絵が描かれたものです。ページが36ページしかないので見た目の厚みは薄い本。中身は絵がそこそこ詰まってるんですけどね。
中には何枚かアダルト…な絵があるので子供は見ちゃダメよ。「このくらいいいじゃん」という人がいるかもしれませんが、何でも年相応ってものがあるんですよ。子供の頃から何でもOKだったら大人になってからの楽しみがないじゃない? なんてね。
中身は最初のマンガ「Ducunt volentem fata」以外は2色カラーです。2色ね、フルカラーじゃないですよ。
マンガ「Ducunt volentem fata」はアルベールとフランツの話です。ルナに行く前の、つまりアニメ「巌窟王」開始直前のミニ・エピソード。8ページの短編ですがアルベールとフランツファンにはうれしいかも。
設定資料は載っていないのですが、作監修正集やレイアウト集などのメイキング資料があります。
個人的には未公開版権ラフ集がよかったです。前田真宏監督とキャラクターデザインの松原秀典さんお二人の未公開ラフですが、コメントが面白くて。「ラブコメ調」のラフがいいですね、そこにベルッチオかい!ってかんじが。「伯爵頼られすぎ」ラフもよかったし。
作監修正集やレイアウト集はやや小さめに詰めこまれてます。千羽由利子さんの子エデきたー!!とよろこんだり。レイアウトはいろんな人が描いてるんですね、原画担当者が描くものなのかな?
内容は悪くはないのですが、ページ数が少ないからこれだけ?という気持ちにはなるんですよね。まあ見る機会があれば見ておけばいいんじゃないかなーと思いますよ。

- タイトル:巌窟王プロダクションブックver1.5
- 出版社・発売時期:GDH(2005)
- 総合評価:
内容紹介
- アニメ「巌窟王」の1冊目の公式同人誌(マイナーチェンジ版)
- 表紙絵:黒に金、モンテ・クリスト伯爵
- Ducunt volentem fata(8ページ) 絵:前田真宏、作:有原由良
- 初期プロット
- 前田真宏・未公開版権ラフ集
- 松原秀典・未公開版権ラフ集
- 松原秀典作監修正集
- ぬりえ
- レイアウト集
- …etc.
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