巌窟王4-6話の感想です。
第4幕「母の秘密」感想
伯爵とモルセール一家の会食。あまり食事をしないという伯爵が唯一口をつけたのは、アルベールの母・メルセデス(CV:井上喜久子)が作ったスープだけでした。
伯爵:いつかふたたび味わいたいと願っていた美味です。至福の思いでございました。
あとで思いかえせば、意味深なセリフなんですよこれが。
今日の問題シーンはコレ。ペッポがアルベールの父にとりいって屋敷で働かせてもらうことになったという会話の後で
ペッポ:あなたのお父様も男ってことよ
舌をぺろりと…ええーっ、お父様は男の子もOK!?と焦る時間も与えずにたたみかけるように母の不貞疑惑をアルベールに与えるペッポ。
伯爵のお宅拝見はアルベール、フランツ、マクシミリアン、ボーシャンの4人。ペッポにあおられてアルベールが選んだ訪問着は海賊ルック。伯爵の「船乗りでした」発言を意識して?
伯爵邸は外観は普通の家なのにエレベータで地下へ直行すると金ピカ大宮殿が!うはー。悪い奴らの秘密基地というか、成り上がり風味のおうちですよ。
地下なのに海はあるし空はあるしで、「オペラ座の怪人(原作小説の方)」の地下世界みたいなかんじ?
1話からちらっと登場していたエデ(CV:矢島晶子)にようやくちゃんとしたセリフ。
伯爵のお墓参りのお墓についていた紋章とアルベールにあげた剣についている紋章が同じに見えます。何かの伏線になるのかな?
まあ今日の一番の見どころはモンテ・クリスト伯爵(CV:中田譲治)VSモルセール将軍(CV:小杉十郎太)の男性声優美声対決かもね。
第5幕「あなたは婚約者を愛していますか」感想
マクシミリアンとアルベールが決闘。伯爵の部下ベルッツィオ(CV:石井康嗣)が決闘の合図にほら貝を吹いてもりあげてくれます。そのでっかいほら貝はどこから出してきたのか?
決闘の理由は「貴族は愛ゆえに結婚するわけではない」という会話から。
マクシミリアンが怒ったのはヴァランティーヌのことを婚約者のフランツが愛していないということ。マクシミリアンはヴァランティーヌのことが好きみたい。愛のない結婚ってどうよ?異議あり!ということ。
アルベールが怒ったのはマクシミリアンが「貴族はみんな穢れている!」といったこと。ママンと伯爵の不倫疑惑(といってもママンが伯爵に惚れたのでは?くらいのモノ。現場を押さえたわけじゃありません)が気になるアルベールとしては「聞き捨てならねー」というわけ。
ママンの浮気現場をおさえたとかならともかく、ママンが女の顔をしていたくらいでショックをうけるなんて子供ですよ。アルベールの気持ちとしては「伯爵ステキ」くらいで不倫成立なのか?厳しすぎる!そのくらい許してやれと思う私。
毎回あった微エロシーンや微エロ会話がないわぁと思ったら、アルベールを助けるために伯爵がヘンなポーズで海へダイブ。二人っきりで洞窟で焚き火ですよ。びしょぬれ伯爵とびしょぬれアルベール。
大人向けシーン(とまでは言えないか)はノルマですか?というのは冗談です。アルベールは上半身脱ぎだけど、伯爵は脱いでません。同じようなシチュエーションでは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の方がよっぽど脱ぎっぷりがよかったような気が。
帰宅したアルベール。翌朝事情を知ったユージェニーがアルベールに「あなたはどうなの?」。アルベールの答えは「俺ら…『幼馴染』だろ」。このヘタレ!
そういえば、伯爵はアリとエデのことを「人形」といっていたけれど、原作で使われている言葉はたぶん放送禁止。意味を考えてうまく言いかえたなあと思いました。自由がないという意味では同じようなものですから。
第6幕「僕の憂鬱、彼女の憂鬱」感想
伯爵がアルベールにオペラ座のペア・チケットプレゼント。召使を使ってユージェニーにチケットを届けさせようとするアルベールに、自分で届けるようにアドバイスするパパン。
モルセール将軍:そういう細やかな心遣いが少しずつ彼女にも伝わるんだよ(ウインク)
白い歯がまぶしいです、閣下。ライバルを追い落として妻をGETした男は言うことが違う。
伯爵のプレゼントには裏がありました。招待状を届けるアルベールを拾って、馬車でダングラール家へ向かう伯爵。アルベールからダングラールに自然な形で紹介されたい、という魂胆ですね。ダングラールはユージェニーの父ですから。
リュシアン=ドプレーとユージェニーの母の不倫。ユージェニーの父・ダングラールはドプレーのもたらすインサイダー情報と引き換えに不倫に目をつぶっているのか?と思ったけれど、むしろ株取引に夢中で奥さんのことは気にも留めていない様子。気づいていないのかも。
不倫中の母。お金のためなら妻の大切な馬を無断で売る父。
ユージェニー:親の手の届かない、遠くの土地で暮らしたい
子供は親を選べない哀しいセリフ。そんなユージェニーに「一緒に家を出よう」というアルベール。そのやさしい言葉をうれしさをかんじる反面、現実がわかっていないアルベールに軽くため息のユージェニー。いいコンビじゃないですか。
アニメーションノートで解説されていたエデのオペラ座衣装きたー!動いているのをみるとやっぱりすごいですね。
今のところ、伯爵はアルベールをダシに使いまくってます。アルベールに関する行動の全てが、目的の人物に近づくための手段。どんだけ使いまわす気だ!というくらいダシにしていますね。
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