PERSONA -trinity soul-(ペルソナ -トリニティ・ソウル-)21話から23話までの感想です。

マレビトたちとのラストバトル終了。やっぱりこういう結末を迎えるしかなかったんですよね、稀人たちは。

第21話「残刻」感想

楢崎が無気力症に。何度も出ていた尾行下手がこんな結果に…。叶鳴と何度も顔を合わせて、顔見知りになっていたことも災いして。

洵のペルソナが持つ「拒絶しあうペルソナの複合体を鎮めることができる力」。それを狙ったマレビト達。路上に残された洵の買い物袋の中には女物の服。

洵は男だから着られるわけじゃない。けれど「持っていてときどき眺めるだけでもいい」と思う結祈の気持ちはわかります。自分には似合わないとわかっている服でも、憧れの服ってあるものね。

自分からおとりになることを申し出た洵。真田が語らなかったことを、戌井がべらべら語ってくれます。これを真田がぺらぺら話したら、言い訳くさいものね。

戌井:すまない。君達を巻き込み、命をかけさせることを当たり前のこと思ってはいない。真田さんも。あの人は昔、ボクシングの学生チャンピオンだった

「すまない」と「学生チャンピオン」の話のつながりが、一瞬わかりませんでしたが、後で気がつきました。慎が真田さんを一発殴ったけど、高校生のヘロヘロパンチなんて避けようと思えば避けられたと。

本当なら真田は洵のことを謝罪するべき立場。しかし危険を承知で中学生をオトリに使ったことは、どう謝っても許されることじゃない。たとえ他に手がなかったとしても。だからワザと殴られた。謝罪の代わりに。

柊社長に会いに行く慎。

柊社長の口から語られる慎の両親と小松原の話。ペルソナ研究者たちが目指したもの。アヤネのこと。なんだかあちこちでキーマンを見つけて話を聞くシーンが続いている気がして、アドベンチャーゲームでもやってるような気分になってきましたよ。後は誰と会話すればフラグが立つの?

柊社長:小松原がまだ生まれてない君(慎)の「適性に期待する」と口にした(以下略)

こわっ、これは母親的にすごく怖い。自分の娘を危険な実験に使う男にそれを言われちゃあ逃げるわ。ところで結局のところアヤネはどうなったの?柊社長ははっきり言わなかったけど。

別れ際に慎に「10年前のことを覚えているか」聞く柊社長。何、その思わせぶりな質問。まだ慎に何か秘密があるのー!?

小松原は養護施設を買い取って…マレビト達を育成したわけですね。多くの子供達の中で残った子供達に「選ばれたもの」と偽って…。

稀人のリーダー・統馬は、同じ施設の子供達が残した形見のペルソナを背負う気持ちでいたわけです。久しぶりに浪川大輔さんのターン。リーダーの割りに出番少ないよね。

新たなA潜在者達から、ペルソナを回収し続けることの危険と不安。おそらく統馬だけではなく、マレビトたちはみんな知っていたのでしょう。それを抑えて九条に従っていたのは…。

統馬は九条さんを信じ、仲間の形見を背負う。沙季はそんな統馬について行く。壮太郎は孤独と空虚を恐れて。

沙季を秘密の部屋へ案内する壮太郎。そこに用意されていたのは…壮太郎は何もかも全部知ってたんですね。他のマレビトたちが知らなかった九条の本当の目的も。祐史に意地悪言っていたけれど、ちゃんと後を追ってました。

全て知っていたから、洵を必要とした。そう考えると、複合ペルソナを鎮めた後の壮太郎の目的は…。

壮太郎:こっち見んな!

2ch用語を時々使いますよね、この話。シリアスな場面なのにちょっと笑ってしまいました。

今回は椎葉が裏返ったので、残るマレビトは壮太郎、沙季、有働。沙季はこの先生きのこれるのか!?

第22話「依り代」感想

壮太郎がペルソナをはがされて…。沙季が危ない!! いやそれより叶鳴が九条に…。

マレビトは適性があったというよりは、何らかの要因で心を閉ざしていた子供達。そこを九条に「ペルソナを集めておくのに都合のいい器」として使われていたことが判明。

九条:多重OSの連携が齟齬をきたし興味深い現象をもたらしたようだが(以下略)

ええー!? じゃあ叶鳴は…。多重OSということは、デュアルブートやマルチブートと違って複数のOSが同時起動している状態のこと? すごく不安定そうなイメージが。いやそれよりOSが何か気になります。富山の科学、恐るべし。

九条の魔の手が洵に迫る!! 九条を制止した沙季が、ヒロインを助ける王子様みたいですよ。

そのころ九条のアジトに踏み込もうとした真田たちの前に、真田の上司・中村さん登場。

中村:神郷諒の方がまだかわいげがあった

諒は一人でこっそり動いていたけれど、真田は周りをまきこんで実行部隊を作っちゃう行動派だからね。戌井は中村さん側へ。中村側について、動きや情報を知らせたりする人間は必要だからと思いたいところ。

沙季:仲間のところへ戻って
叶鳴:まゆりちゃんは?
沙季:私は、私の仲間のところへ…戻る

叶鳴に全てを話してしまった沙季。死亡フラグ…。名前を呼ばれて拓朗にちょっと微笑んで見せたのは、さよならの意味だよね。

この作品、監督かシナリオを作っている人がしっかりした倫理観を持っているのだと思います。最近は人を殺しても反省すれば許されるみたいなアニメもあるけれど、「ペルソナ -トリニティ・ソウル-」はそういう話じゃないですね。

たとえ九条にだまされて従っていたとはいえ、それぞれ九条の真意は薄々気づいていた。不安定な複合ペルソナを抱えて逃げる場所すらなかったとはいえ、彼らが重ねてきた罪は許されることではない。だからきっとマレビトたちは…と予想はしていたけれど、こんなにすっぱりやるとは思っていなかった…けど好感度大です。

これだけのことをやっておいて、幸せになるのは許されない気がするんですよね。かわいそうとかそういうことじゃないのよ、やっぱり。沙季もそれがわかっていたから…。

ところで有働は?

第23話「絆を抱いて」感想

洵は行方がわからず、慎たちは病院へ運ばれて。拓朗はめぐみをかばって背中にヤケド。ヤケドは甘く見ちゃ危険ですからね。

慎がマレビトは全滅みたいに言ってるから有働も…。

叶鳴が影抜きがやめられなかったのも、「完璧ってカンジ」なボディだったのも、暗記が得意だったのも、睡眠薬が効かない体質だったのも、洵が最初の頃は叶鳴のことがよくわからなかったのも、みんなみんなそういうことだったの!?

そして、ネギもって慎のお見舞いに行ったときに体調が悪そうだったのも…。

裕福な家庭に引き取られた設定。でもその部屋は実は殺風景な部屋。前回手のキズに、めぐみに巻いてもらったハンカチが哀しい。

複数のアヤネ・ロボを回収した中村さん。九条はホントめちゃくちゃやってますね。

拓朗とめぐみにお別れを言いにいく叶鳴。想い出の場所をめぐって彷徨います。ようやく叶鳴を探し当てた慎は…。そしてその時がきて…。

ところで活動限界と言っていたからバッテリー切れ? 専用電池の場合、生産終了で電池が手に入らなくなると壊れてないのに使えなくなるんですよねー。って何の話なんだか。

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