スケアクロウマンの修理対象がこの第6話からスケールアップ!これ以降どんどん大物に挑戦しちゃうよ。

スケアクロウマン第6話「町の時計台」感想

バスから降り立つ若いグラサン男。長年時を告げてきたジョンの鐘。恋人を待ち続ける美女・キャサリン。そしてサブタイトル「町の時計台」。

これだけ条件がそろっていれば、本編開始5分でオチまで読めるわけですよ。もちろん予想通りのオチでした。

ミスターベストの「うるわしの人」発言は意外でしたが。スケアクロウマンと違って、そういう俗物的な大人の部分はベストが一手に引き受けてますね。

ジョン:時間は大切に使うのだぞ
  迷って悩むのもいい。ただ、歯車が欠けた時計にはなるなよ

地味な仕事を嫌って家を出る息子・トニー(声:佐々木望さん)に、長年時を告げる鐘を鳴らす仕事を続けてきた父・ジョン(声:石森達幸さん)がかける言葉。

ふ、深い…。若い頃は「ただの説教」にしか聞こえない言葉も、年をとるとその意味が実感できますね。年長者が若者に話す「説教」は、老人の自己満足でも経験自慢でもなく「同じような失敗で、無駄な時間を費やして欲しくないだけ」なんですよ。

でもたいていの人は、同じ失敗を経験することでしかその意味を理解できないのよね…。

ところで、ラストの時計台の文字盤の窓から顔をだすトニーとキャサリン。時刻は12時なんだけど、2~3くらいに長針・短針がきたら首が危険そう…。

カリオストロの城…より、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ「時計塔の秘密」を思い出してヒヤヒヤしましたよ。

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