「電脳コイルアクセスガイドBOOK」は「電脳コイル」の最速ガイドブック。一応「ロマンアルバム」と書いてあるので古いアニメファン(「最近のロマンアルバム」を知らない人)はいろんな意味で勘違いしたかも。
この「電脳コイルアクセスガイドBOOK」は放送中しかも序盤の発売で、1話「メガネの子供たち」から9話「あっちのミチコさん」までのストーリー紹介がメインです。
インタビューにしても資料にしても、まだまだネタばれを気にして明らかにできない時期の発売なので軽めの内容です。小さいですが、オールカラー本。設定資料のみ線画です。
全話終了後に発売されたロマンアルバムの方が内容的にはおススメです。
- 設定資料集(設定画)
設定資料集はキャラクター紹介のページにカラーの設定画と、線画の設定資料集ページ。
9話までに登場したメインキャラクターの設定画です。身長対比図にネタばれじゃないかと思われるキャラクターがいますが、気にしないこと。
身長対比図には横に目もりがついているので、キャラクターのおおよその身長がわかります。
で、身長対比図のイサコがとっても美人なのは仕様ですか?今まで見た中で一番かわいい絵にかんじるのですが…。
アニメージュの「設定資料FILE 電脳コイル」と比べると、絵の量は少ないのですが大きいのがいいです。ミゼットがかわいい…。
あと、設定資料FILEになかった絵もちらほら。分量的にはイマイチですが、絵が大きくてみやすいしカラーもあるのでそれなりに使えます。
- 大黒市の地図
大黒市の地図(大黒市マップ)もお役立ち資料。学校やキャラクターの家の位置関係がわかります。
放送時はぼんやりみていて気づきませんでしたが、夏祭りの神社と第1話で出てきた神社は別の神社なんですね。
- ストーリー紹介・用語集
用語集やストーリー紹介、キャラクター紹介の内容はマニア向けではなく、一般向けの軽い内容です。 なんとなく見ていた人や見逃した人のおさらい用に最適。といっても9話までなのでかなり序盤。ネタばれはイヤだという人にはいいかも。
- インタビュー
磯光雄監督インタビューはわりとしっかりした内容。ヤサコ、イサコの事とか、設定について語っていますよ。
ただ、あくまで序盤のインタビューなのでネタばれ的なものは期待しないように。
全体的に「電脳コイル キャラクターブック」よりは大人向けですが、マニア向けというほどコアな情報本ではないです。 ややアニメファンよりな一般ファン向けのムック、という印象ですね。
とはいえ全話分載っていないので、今からだとやはりロマンアルバムの方がいいと思いますよ。
- タイトル:電脳コイル アクセスガイドBOOK
- 出版社・発売時期:徳間書店(2007-06)
- ページ数:81
- 総合評価:
内容紹介
- 「電脳コイル」の序盤ガイドブック
- キャラクター紹介
- キャラクター相関図
- 9話までのストーリー紹介
- 設定資料集(線画10ページ)
- 大黒市マップ
- 美術ボード(4ページ)
- キーワード集
- 磯光雄監督インタビュー
- 声優コメント集(折笠富美子、桑島法子、矢島晶子、朴ろ美(ろは王へんに路)、小島幸子、斉藤梨絵)
- 主題歌担当:池田綾子インタビュー
- …etc.