夏目友人帳3期の「夏目友人帳 参」。アニメスタッフは1・2期とほぼ同じスタッフ。シリーズ構成が村井さだゆきさんに変わりました。
シリーズ構成はアニメのお話の全話構成を担当するスタッフです。「夏目友人帳」は原作付きだし、脚本も担当してるのかも?
アニメのストーリーにかかわる大事な部分なので、シリーズ構成が変わると物語のノリが変わったりすることもありますが…まあ期待してます。
スタッフ
スタッフリストは敬称略です。
- 原作
- 緑川ゆき「夏目友人帳」
- シリーズ構成
- 村井さだゆき
- キャラクターデザイン
- 高田晃
- 妖怪デザイン
- 山田起生
- 美術
- 渋谷幸弘
- 色彩設計
- 宮脇裕美
- 監督
- 大森貴弘
- アニメーション制作
- ブレインズ・ベース
- 本放送
- 2011年7月~9月
- 音楽
- 吉森信
- 主題歌 オープニング
- 「僕にできること」 歌:HOW MERRY MARRY
- 主題歌 エンディング
- 「君ノカケラ feat 宮本笑里」歌:中孝介
声優
声優リストは敬称略です。
- 夏目貴志(なつめ・たかし)
- 声:神谷浩史
- ニャンコ先生/斑(まだら)
- 声:井上和彦
- 夏目レイコ
- 声:小林沙苗
- 藤原塔子
- 声:伊藤美紀
- 藤原滋(しげる)
- 声:伊藤栄次
- 田沼要(たぬま・かなめ)
- 声:堀江一眞
- 北本篤史
- 声:菅沼久義
- 西村悟
- 声:木村良平
- 笹田純
- 声:沢城みゆき
- 一つ目の中級妖怪
- 声:松山タカシ(松山鷹志)
- 牛顔の中級妖怪
- 声:下崎紘史
- アオクチナシ(1話)
- 声:京田尚子
- 黒い大きな妖怪(1話)
- 声:白熊寛嗣
- カナワ(2話)
- 声:星野貴紀
- サグメ(2話)
- 声:小林美奈
- 三篠(みすず)(2、13話)
- 声:黒田崇矢
- 柴田克巳(3話)
- 声:細谷佳正
- 村崎(3話)
- 声:折笠富美子
- 木の上の妖怪(4話)
- 声:大浦冬華
- 親戚のおじさん(4話)
- 声:山本兼平
- おじさん(4話)
- 声:松山鷹志
- カップルの男(4話)
- 声:村田太志
- カップルの女(4話)
- 声:持月玲依
- 多軌透(たき・とおる)(5、9~11、13話)
- 声:佐藤利奈
- 慎一郎(少年時代)(5話)
- 声:波多野由衣
- メナシの妖怪(5話)
- 声:渕崎ゆり子
- 痩男の妖怪(5話)
- 声:赤城進
- タタラの妖怪(5話)
- 声:太田哲治
- 小妖怪(5話)
- 声:下崎紘史
- 額傷の妖怪(5話)
- 声:菅生隆之
- 名取周一(6、7話)
- 声:石田彰
- 柊(6、7話)
- 声:雪野五月
- 羽の妖怪(6、7話)
- 声:中村千絵
- 河童(6、13話)
- 声:知桐京子
- 的場静司(6、7話)
- 声:諏訪部順一
- 七瀬(6、7話)
- 声:土井美加
- 女(6話)、女呪術師(7話)
- 声:世戸さおり
- 着物の女妖怪(6話)
- 声:根来彰子
- 牛頭の妖怪(6話)
- 声:下崎紘史
- 封じられた妖怪(7話)
- 声:西尾将
- 女将(7話)
- 声:知桐京子
- 安井(8話)
- 声:中孝介
- 子狐(8話)
- 声:矢島晶子
- 塞神(8話)
- 声:加藤精三
- ヒノエ(8、9、13話)
- 声:岡村明美
- ちょびひげ(8、9、13話)
- 声:チョー
- 辻(9話)
- 声:高坂篤志
- 石を手渡す女子生徒(9話)
- 声:持月玲依
- 憑依された女子生徒(9話)
- 声:波田野由衣
- 田沼の父(10話)
- 声:松本保典
- 田沼に憑いた妖怪(10、11話)
- 声:生天目仁美
- 金槌を持った妖怪(10、11話)
- 声:中野健治
- 病を患った妖怪(11話)
- 声:新垣樽助
- 老いた妖怪(11話)
- 声:又村奈緒美
- 吹雪の妖怪(11話)
- 声:金田アキ、根来彰子
- 髪の長い一つ目妖怪(12話)
- 声:沢海陽子
- 三つ目の妖怪(12話)
- 声:下崎紘史
- 獅子顔の妖怪(12話)
- 声:岡部涼音
- 親戚のおにいさん(12話)
- 声:櫻井孝宏
- 親戚のおじさん(12話)
- 声:高瀬右光
- 親戚のおばさん(12話)
- 声:知桐京子
- 紅蜂(13話)
- 声:渡辺美佐
8話の「一つ目の中級妖怪」「牛顔の中級妖怪」はよく出てくる八ツ原に住んでる妖怪と、子狐の森の近所で子狐をいじめる妖怪(八ツ原のとは色違い)の2種類登場してます。
全話タイトル
「夏目友人帳 参」全13話。
- 妖しきものの名
- 浮春の郷
- 偽りの友人
- 幼き日々に
- 蔵にひそむもの
- 人ならぬもの
- 祓い屋
- 子狐のとけい
- 秋風切って
- 割れた鏡
- 映すもの
- 帰る場所
- 夏目遊戯帳
13話終了時には「夏目友人帳」アニメ4期決定しているので、13話のエンドカードは「さらばだっ! 」「しばし待つのだっ! 」になってましたね。
アニメ4期は2012年1月放送開始予定だそうですよ。
「夏目友人帳 参」各話プチ感想集
1話「妖しきものの名」。続々編とはいえ第1話。やはり設定説明から入ってます。「来ちゃった(はぁと)」と夜這いにくるアオクチナシ(声:京田尚子さん)サイコー(笑)!!思わず「LOVELESS」かと。
髪に花を飾って「見せびらかしにきた」なんていうかわいらしさと裏腹な「手伝ってくれぬと言うなら、祟る」「明日もここで待っているよ、来なかったら…殺す」の声の迫力。さすがです。私が子供の頃から老婆声といえばこの人!
住み着いた家に災厄が訪れるとき走り回って知らせるという影茶碗。夜中の足音に「さっそく走り回ってる!?」と焦る夏目。
結局、夏目の危機を救った影茶碗。言葉を交わさずとも、やさしい気持ちは伝わったのでしょう。
しかし夏目の祖母・レイコさんは相変わらず社持ちの神格ある上級妖怪から下っ端に至るまで、いろんな妖かし者にケンカ売ってます。
2話「浮春の郷」。カナワに「(浮春の郷に)一緒に行かないか? 」と誘われても、結局行かなかったレイコ。
人の輪に入ることが出来ず孤独であっても、この世界を捨てるほどに絶望していたわけではなかったのだと思います。
「夏目友人帳」で描かれるレイコの孤独エピソード。でも貴志という孫の存在は、レイコもいつか幸せでささやかな家庭を持つことができたのだと。そんな風に思えるところが救いですね。
3話「偽りの友人」。夏目が周囲の人間とうまくやれなかった子供時代の知り合い・柴田克巳。
夏目が覚えていなかったくらいだから「いじめていた」というほどでもなかったけれど、親しくもなかった級友。
今はお互い成長。お互いあの頃よりは少しだけ上手くやっていけるようになった、それは夏目が今は友人もいて周囲と折り合いをつけるのが上手くなったからだし、柴田も成長したから。
人生において経験は人をやさしくするし、心豊かにもする。今がどれほど孤独であっても、人との関わりを断ち切ることなく経験を積み重ねていく事は大切ですよねー。
まあそんなことより見所は誰得な夏目の入浴シーンとか、ドライヤーでフカフカになってるニャンコ先生の姿かも(笑)。
4話「幼き日々に」。今回はレイコさん絡みではなく、夏目が子供時代に出会ったあやかしものの話。
子供時代の夏目の反応が面白くて、夏目をおどかしつづける木の上の妖怪(声:大浦冬華さん)がかわいいです。
変身して黒ニャンコになるのがまたイイ!! 招き猫仕様のニャンコ先生と比べて、普通の猫っぽいのがヨシ。
木の上の妖怪との初めての会話が「なんで俺なんかに構うの? 暇なの?」って。子供とはいえ、夏目は会話の立て方がダメすぎ。
会話というのは、もうちょっと相手が返しやすい質問をするんだよ!!
「僕も早く一人になりたいな。一人で生きていきたいな。」夏目の孤独が痛い。
人と関わる事は辛い事も多いけれど、人の中で傷ついた心は人の中でしか癒せないと思う。
嫌でも関わり続けた結果が現在。一人で引きこもる事すら許されない環境だったのは、夏目にとってはよかったと思うのでした。
5話「蔵にひそむもの」。多軌の祖父・慎一郎はご近所の妖怪達のアイドルでした(笑)。慎一郎を見守るために日々集まっていた妖怪達のツンデレっぷりがイイ!
変わり映えのない妖怪ライフの中で、慎一郎ウォッチングは妖怪達の娯楽だったようです。
今回夏目とバトルした妖怪はヤバイ系で、夏目パンチが効かない!? 危うし、夏目。ってかんじでしたが、ツンデレ妖怪達のサポートの甲斐あって、平和が戻ったのでした。
6話「人ならぬもの」7話「祓い屋」は前後編。的場静司初登場。名取周一再登場。2期・3期と名取は登場回は毎度夏目とお泊りですかー!? 人気スター(?)がそんなことでいいのか!?
「ヒョロくても夏目は夏目」って羽の妖怪(声:中村千絵さん)もひどいなー。夏目を何だと思っているのか(笑)?
夏目も手伝ってくれるという名取に「タダで? タダでいいんですよね? 」って。こちらもひどい。プロをタダ働きさせようなんてどうよ(笑)?
ニャンコ先生ですらタダ働きじゃないというのに。
7話でのニャンコ先生と名取の絡みがよかったです、笑えて。
夏目、あの高さから飛び降りたら普通足くらい折りますよ。
2期から登場した的場一門は相変わらず黒いですねー。まあ式も人間じゃないから考え方の違いと言ってしまえばそれまでですが。
8話「子狐のとけい」子狐(声:矢島晶子さん)再登場。以前より体の大きさが成長してるじゃないですか。
子狐は妖怪かと思っていたんですが、もしかして普通のキツネ?
岩の神様・塞神(声:加藤精三さん)は深いこと言ってましたね。
たしかに子狐が普通のキツネだったら、夏目よりも早く年を取ります。人間と同じようにのんびり生きているわけにはいきません。
そんなことをしていたら、キツネの一生を無駄に過ごす事になります。
これは人間も同じ。最近は平均寿命が伸びてるとはいえ、若いときにしかできない事、しておくべき事というのがあるのです。
私事ですが、病気で長生きできないと覚悟していた友人は、若いうちに結婚して子供も作りました。それにくらべて、同世代でものんびり過ごしていた人は…。
どう生きるかはその人次第ですが、後悔がないように生きたいものです。
9話「秋風切って」文化祭の話。夏目の友人達オールスターズで登場。夏目が周りから気を使われすぎてるような…?
男装の多軌がかわいいとか、販売員夏目がいつもと髪型が違ってちょっと新鮮とか、まあいろいろ。
夏目、この年まで自転車乗れなかったとは。田舎で自転車・自動車乗れないと、かなり不便ですよねー。
ところでLaLaのCMが「LaLaの夏フェス」が終わったのか、別バージョンに変わってました。相変わらずヘンです。本誌の紹介をしようという気が全くないCM。
10話「割れた鏡」、11話「映すもの」。またもやラブラブ妖怪エピソード。病の恋人のために、病を払う鏡を探す妖怪(女性)にとりつかれる田沼。
病を彼女にうつさないように、何も言わず去る男妖怪とかー。最近は妖怪もリア充です(笑)。
同じく鏡を狙って襲って来る妖怪に、夏目パンチと田沼ビーム(笑)で戦います。
ストーリー上の見所としては、夏目×田沼×多軌のチーム連携とか、田沼が「夏目が見ている妖怪」をとりついている妖怪の力で目視できるようにしてもらうことで、夏目の心情への理解が深まるとかそのあたりです。
12話「帰る場所」。今日のメインは藤原に引き取られるときのエピソード。
なのだけど、そんなことより沢海陽子さんボイスの髪の長い一つ目妖怪がイイ!! 声だけでさすがの貫禄。絶対中級以上、むしろ上級か!?「あれ、よく会うな」と夏目に言われて「まだ2度目だ」と返すところ。お愛想とわかっててキッパリ否定。サイコー(笑)。
人の「寂しさ」を理解して、そこにつけこんでくるあたりまさに「妖怪」。
人の心を理解し、能力も強そう。なのにうっかり夏目に封じられてしまう間抜けさもイイ(笑)!!
親戚のお兄さんの声が櫻井孝宏さんで、ムダにいい声なのにそれすらどうでもよくなるくらいでした(笑)。
13話「夏目遊戯帳」。テストが終わって「どこか遊びに行こう! 」。そんな友人達との会話で幼い頃の遊びの話やこれからの進路について考える夏目。
「俺に出来る仕事って何だろう? 」と考える夏目が思い浮かべるのは名取に的場。田沼が思い浮かべるのが父、そして坊主姿の自分。両人とも「ないない」と打ち消し。
夏目はともかく、田沼の坊主はアリだと思う。父と同じ職業ってアリだよね。
夏目を囲む宴会「犬の会」もとい、八つ原の妖怪たちの飲み会に強制参加。話の流れで影踏み鬼で遊ぶことに。
昼間、妖怪達と楽しく遊んだ夏目。飲み会を再開する夕暮れに、夏目の姿を見かけたクラスメート達に誘われる。
妖怪達の輪をぬけて、人間の友人達と行くのか? 逡巡する夏目。「行け、夏目」と言ってくれるニャンコ先生の気遣い。
いい最終回でした。
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