夏目友人帳2期の「続 夏目友人帳」。アニメスタッフは1期と同じスタッフ。制作はもちろん「ブレインズ・ベース」。
1期と同じく、「妖怪のちょっといい話」なストーリー。夏目の武器(?)は必殺パンチぐらいしかないもんね。
妖怪に出会ったり襲われたりしながら、ぎこちなく親戚の家に居候生活を続けるハートフルストーリー…というといろいろ誤解されそうですね(笑)。
夏目の周りを通り過ぎて行った妖怪たちのストーリーという方がしっくりくるかな? 基本的に夏目は傍観者で、登場する妖怪たちの身の上話を聞いてちょっとお手伝いするかんじ。
他人や他のあやかしたちにはいろいろおせっかいするくせに、自分がかかえる問題はうまく解決できない夏目。若さゆえ?
スタッフ
スタッフリストは敬称略です。
- 原作
- 緑川ゆき「夏目友人帳」
- シリーズ構成
- 金巻兼一
- キャラクターデザイン
- 高田晃
- 妖怪デザイン
- 山田起生
- 美術
- 渋谷幸弘(石垣プロダクション)
- 色彩設計
- 宮脇裕美
- 監督
- 大森貴弘
- アニメーション制作
- ブレインズ・ベース
- 本放送
- 2009年1月~2009年3月
- 音楽
- 吉森信
- 主題歌 オープニング
- 「あの日タイムマシン」 歌:LONG SHOT PARTY
- 主題歌 エンディング
- 「愛してる」歌:高鈴
声優
声優リストは敬称略です。
こまかい配役は抜けてますけどね。
- 夏目貴志(なつめたかし)
- 声:神谷浩史/子供時代の声:藤村歩
- ニャンコ先生/斑(まだら)
- 声:井上和彦
- 夏目レイコ
- 声:小林沙苗
- 藤原塔子
- 声:伊藤美紀
- 藤原滋(しげる)
- 声:伊藤栄次/滋少年:加藤奈々絵
- 田沼要(たぬまかなめ)
- 声:堀江一眞
- 北本篤史
- 声:菅沼久義
- 西村悟
- 声:木村良平
- 笹田純
- 声:沢城みゆき
- リオウ(1話)
- 声:松風雅也
- 紅蜂(1話)
- 声:渡辺美佐
- 閻魔顔(1話)
- 声:河本邦弘
- 坊主顔(1話)
- 声:松山タカシ
- 玄(2話)
- 声:吉野裕行
- 翠(2話)
- 声:高垣彩陽
- 一つ目の中級妖怪(2・5・13話)
- 声:松山タカシ(松山鷹志)
- 牛顔の中級妖怪(2・5・13話)
- 声:下崎紘史
- 名取周一(3・11・12・13話)
- 声:石田彰
- 柊(3・11話)
- 声:雪野五月
- スミエ(3話)
- 声:本田貴子
- 三つ目の妖怪(3話)
- 声:斧アツシ
- 辰木(タマちゃん)(4話)
- 声:あおきさやか
- 磯月のネズミ(4話)
- 声:桐本琢也
- ヒノエ(5話)
- 声:岡村明美
- 霧葉(5話)
- 声:寺崎裕香
- 多軌透(6・7・12・13話)
- 声:佐藤利奈
- ちょびひげ(6・7話)
- 声:チョー
- 頬傷の妖怪(6・7話)
- 声:菅生隆之
- 千津(8話)
- 声:谷育子
- 笹舟(8話)
- 声:広橋涼
- 青年(8話)
- 声:岡部涼音
- 巳弥(9話)
- 声:杉本ゆう
- 八坂(9話)
- 声:野島健児
- 春地蔵(9話)
- 声:太田哲治
- カリメ(10話)
- 声:千々和竜策
- 七瀬(11話)
- 声:土井美加
- 石尾カイ(12・13話)
- 声:竹内順子
- 鉈を持った妖怪(12話)
- 声:木内秀信
- 悪霊(13話)
- 声:木内秀信
全話タイトル
「続 夏目友人帳」全13話。
- 奪われた友人帳
- 春に溶ける
- 妖退治 湯けむり行
- 雛、孵る
- 約束の樹
- 少女の陣
- 呼んではならぬ
- 不死の想い
- 桜並木の彼
- 仮家
- 呪術師の会
- 廃屋の少年
- 人と妖
「続 夏目友人帳」各話プチ感想集
1話「奪われた友人帳」。続編とはいえ第1話。いくぶん説明的な話になってました。紅蜂の「いやー! 斑様がちんちくりんにー!!」がありがちだけど面白かった。原作未読だから、「黒ニャンコはライバルキャラでレギュラー」と思ってたのに…。
2話「春に溶ける」夏目が作った雪ウサギに入りこんだあやかし・玄(げん)。「3代先までたたってやるー」は定番の脅し文句ですね。夏目とニャンコ先生の雪遊びイメージも必見(苦笑)!孤独な妖の話にホロリ。
3話「妖退治 湯けむり行」。名取周一再登場。二人で温泉旅行。夏目の名取に対する「正直、ちょっとうっとおしい」は中の人の気持ちも入ってるんじゃないかと深読み…。名前を返した後、襲ってくるあやかしというのは新しいパターンかも。
4話「雛、孵る」。たまちゃんかわいい!ずっと卵を温めていたのはニャンコ先生だというのに、夏目がおいしいとこ取り(笑)。ところで…裁縫で着物を縫うのは難しいんだよ!とツッコミ。型紙とかどうしたの? 男子は中学では家庭科ないと思うけど、人形の服制作経験でもあるのか夏目!?
5話「約束の樹」。霧葉(きりのは)は少年だったのね。アイキャッチでジョーバに乗ってるニャンコ先生がーーーかわいいです。ヒノエとレイコのなれそめ(笑)話披露。久々のレイコさんエピソードですね。
6話「少女の陣」7話「呼んではならぬ」は前後編。妖怪が見える陣を描く少女・多軌(たき)登場。ちょびひげはチョーさんですね。最近妙にあちこちで見かける気がするチョーさん。仕事増えてる!?
「妖怪に命を狙われ、夏目ピンチ!バトルもあるよ」というと別のアニメっぽく聞こえますね。
8話「不死の想い」。人魚の笹舟の話。人魚話というと、高橋留美子さんの「人魚の森」みたいにドロドロした話に…なるわけなかったですね、「夏目友人帳」では。わりとオチが読めるストーリーだったのはちょっと残念でした。
9話「桜並木の彼」。フリマで夏目がもらった「冬の桜並木の中の青年」の絵。通ってくる妖・巳弥(みや)。部屋に根をはる絵って怖い…。江戸川乱歩の「押絵と旅する男」は読んだことがないんだけど、なんとなくこういうイメージを想像してます。でもきっとちがうんだろうなー。
夏目の風邪(?)の原因は、あの絵のせいというよりは寝相のせいだよねー。あの手の日本家屋では冬にあの寝相はありえないよ。寒くて目が覚めます。
10話「仮家」。「八朔は鈍器」を主張するニャンコ先生。「猿かに合戦」を例にあげるところがレトロ。滋さんと夏目のぎこちない会話の間がちょっとリアルかも。
思い出話から察するところ、レイコさんと滋さんってせいぜい10歳差? 滋さんにとってレイコさんは近所に住む年上のちょっと変わったきれいなお姉さん。夏目は塔子さんの親せき筋なのかな? だとしたら、滋さんには気を使うよね。
少年・滋さんの声が加藤奈々絵さん。「プリンセス・チュチュ」「のらみみ」あたりで声を記憶している人が多いかな? 最近では「しゅごキャラ」のミキ。ちょっと滋少年の声としてはムリがある気が…。
今回はいきなり食われるし、部屋はぼろぼろになるしで災難な夏目。
作画監督・高田晃、総作画監督・山田起生、原画・岸田隆宏、竹内哲也、冨岡寛キター!! うーんドリームチーム。夏目の顔がちょっと違う気がしたけど、演出的に問題ナッシング。
11話「呪術師の会」。名取周一再登場! 柊に炸裂する夏目必殺パンチ! とかそれより、ねこじゃらしで夏目にもてあそばれるニャンコ先生とか、まあ見どころいっぱいなわけですね。この回は、夏目の顔が妙に美しかった気が…。
12話「廃屋の少年」。200円のお駄賃では動かないニャンコ先生。「紙を出せ、紙を! 諭吉を出せー!!」には苦笑。微妙なことにこだわってるところもステキ。アイキャッチが前回の続きになってるのは初めてかな?
鉈を持った妖怪が「黒の契約者」のヘイさんじゃないですかー。何やってるんですかー!?
13話「人と妖」。前回の後編。ほとんどスジは読めてたけど…。お花見で終わりましたねー。
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