アニメージュに掲載されていたNHKアニメ「雪の女王」の設定資料(線画)です。名作系アニメ不遇時代なのか、ちゃんと資料を載せていたアニメ雑誌はアニメージュだけだと思います…。

掲載されている主なキャラクターは以下のとおり。

  • ゲルダ(旅立ち前、旅服(通常、夏服))
  • カイ(誘拐前(?)と王子様服)
  • カイの家族(父母妹)、ゲルダの祖母
  • 雪の女王(通常服と外出着)
  • 赤トロル、青トロル
  • ラギ、アモール
  • 風の化身
  • ハンス
  • ホルガー
  • 各話ゲスト(「マッチ売りの少女」回のマリア、「山賊の娘」回のフリーダ、ギルバート他)
  • …etc.

ゲルダ、カイ、雪の女王は全身画と表情集、ポーズ集ありますが、他のキャラ絵は少なめです。

ラギは軍人時代の全身画はあるけど、吟遊詩人時代のコート姿なし。コートを脱いだ服姿の全身画あり。表情集はあるけど、正面顔がない…と微妙な内容。

各話ゲストキャラクター絵はリストにあげた以外にも何人分か全身画くらいは載ってます。

美術は氷の城全景と城の内部の2枚のみ。量的には物足りないかな…。

掲載されている設定資料にはゲルダの目や口元の描き方(リアル時)設定が載っていて、それを見るとかなり濃い絵。でもTVで観たときはあっさりした印象でした。

NHKでキャラクターデザイン杉野昭夫さんといえば、「マルコポーロの冒険」「おにいさまへ…」に続く三作目かな(「白鯨伝説」はキャラクター原案のみらしいです)?


NHKじゃないけれど、「宝島」にはまってました。出崎監督(注:「崎」は異字体。表示されないので代用)の演出もぴったりで、原作の改変も全く気にならないくらいでした。あの頃の影が少なめの絵の方が好きだった……。

「雪の女王」はアンデルセンの原作が大好きだったので、出崎・杉野コンビでも見る気になれなかったのですが、最終回前の話をちょっとだけ見てみました。

雪の女王が甲冑つけて戦ってる…。吟遊詩人が魔王の手先(?)の炎の剣を白羽取りしてる…。

雪の女王はちゃっかり甲冑を身につけているのに、吟遊詩人の装備は布の帽子、布の服、剣…。

バトルものになってるー!!と、いろいろ突っ込みどころはありましたが、これはこれで面白かったです。

原作好きにいわせてもらえば、この作品は原作「雪の女王」と思うとちょっと悲しいです。 でも別物と割り切れば案外いけるかんじです。音楽もすごくいいですよ。

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掲載誌、号:アニメージュ2006年2月号
ページ数:3ページ
色:モノクロ線画
絵の大きさ:ふつう
キャラクターデザイン:杉野昭夫
総合評価:2

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