古本屋さんで買ってみました「未来少年コナン資料レイアウト集」。以前買った「ペリーヌ物語資料集」と同じく「未来少年コナン」を制作した日本アニメーションが出した冊子レイアウト集です。

レイアウトって何かというと、アニメの場面設定ですね。絵コンテをもとに、カメラの位置なんかを考えつつ、1つの場面の背景とキャラを配置したもの。私はこの程度の理解です。ドシロートですみません。

レイアウトがしっかりしていないと、カットが変わるごとに人物やモノの位置関係がおかしくなったりして、見ている人が空間を把握しにくい、わかりにくい絵になるんだとおもいます。

未来少年コナンの場面設定(レイアウト)は、いわずと知れたスタジオジブリの宮崎駿さん。

そのレイアウト集ということは、まるごと1冊ほぼ100%宮崎駿さんの絵!? 大塚康生さんも入ってるのかな? 年代モノのわりに、日焼けはあるもののきれい(前の持ち主はマニアとみた)だしタバコ臭なし。プレミアなしの当時の定価以下。買わなきゃソンかも、とミーハーな気分で買っちゃいましたー。

それではその中身。ほとんどモノクロページですが、すごくイイ!!

資料集

見る前は「『資料レイアウト集』の『資料』って何? 」と思っていましたが、各話の設定資料が2ページあるということがわかりました。カラーページにも数枚あり。

「なぜ2ページだけ? 」というツッコミはやめます。個人的にはレイアウトをたくさんみたかったので2ページでOKです。8話の水中ラナとか7話のダイスの大ごちそうなどがありますよ。

レイアウト集

序盤のレイアウトはほとんど載っていなくて、主に13話以降のレイアウト集です。もしかしてこの本を出す頃は、序盤のレイアウトはあんまり残っていなかったのかも。

絵として楽しむものじゃないけれど、どれもすごくすっきりした線で描かれたレイアウトですね。

2008年7月から「スタジオジブリ・レイアウト展」が東京都現代美術館で開催されます。そのポスター(?)につかわれている「もののけ姫」のアシタカとヤックルのレイアウトと比べても、「未来少年コナン」のレイアウトの方が絵がきっちりしている印象です。

鉛筆の線がきれいに出ている印刷で見やすいです。文字もなんとか読み取れます。基本的にモノクロページですが、うち8ページがカラー。

もうね、なつかしいの一言です。「未来少年コナン」は再放送を含めて何度も見たから、どのレイアウトもほぼ思い出せます。

絵もきれいだし言うことナシ!レイアウトの見方がどうとか難しいことを考えなくても、線画&ラフ画好きにはとても楽しい本ですね。

この値段で状態にナットクして買ったから、難点は特にありません。ただ表紙も中身と同じ紙質。丈夫なものではありません。本というより小冊子というかんじのものなので扱いは要注意。

アニメを見ながら見比べるのも楽しいですよー。

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タイトル:未来少年コナン資料レイアウト集
出版社・発売時期:日本アニメーション株式会社(昭和55年7月)
総合評価:5

内容紹介

  • 日本アニメーション発行の「未来少年コナン」各話レイアウト集
  • 全52ページ(カラー8ページ、各話設定2ページ、それ以外はレイアウト)

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