「ロミオの青い空10周年オフィシャルファンブック」はその名の通り、「ロミオの青い空」本放送10年後に発売されたファンブックです。
放送終了して10年後にファンブックが発売されるというのは「ロミオの青い空」の根強い人気を感じますね。まあ一般だけじゃなく同人人気が支えている面もありますが。
とりあえず「設定資料はどのくらい載ってるの!? 」という個人的な興味に重点をおいて感想をかかせてもらいます(笑)。
設定資料線画(キャラクター・美術)がストーリー紹介のページにあります。
各話に関係する線画が載ってますが、同ページ内で名場面カットを3枚のせてその回のあらすじ、ワンポイント解説もついてます。
必然的に絵が小さいし、量も少なめ。設定資料目的だと、ややつらい内容ですね。
MeguExtra(現在ブッキングより復刊)のムック「ロミオの青い空」に載ってない美術線画も少々ありますが、小さい…。
そもそも本の大きさ自体も大学ノートくらいなので、ムックより小さいです。
線画資料が見たい人には前述のムックの方がいいですよ。
それではこの本のよいところですが、カラーのイラスト集は前述のムックより多いです。さすがは10周年本よくまとまってます。
CDジャケット、DVDパッケージ、チャリティ商品のポストカード、Yahoo!JAPANの壁紙用イラスト等。キャストインタビューもムックより多め。
カラーイラストがたくさん見たい人にはこの本の方がいいでしょう。
個人的なマイナスポイントはファンページ。同人誌が苦手な人にはきついノリです。ファンページの割合は全体の1/3くらいです。
気にならない人やむしろ大歓迎という人もいると思うのでこれは個人の好みですね。
私は同人誌は全くダメというわけではないのですが、「ロミオの青い空」でBL系のノリはつらいのですよ…。
漫画「11人の勇者は集う」は「ロミオの青い空脚本集(上)」に掲載されている書き下ろしシナリオを漫画化したもの。
放送終了9年後に書かれたものらしいので、公式の脚本家さんが書いている割にやや同人ノリ。
まあこれも好みの問題。ファンサービスってことでいいんじゃないでしょうか。
- タイトル:ロミオの青い空 10周年オフィシャルファンブック
- 出版社・発売時期:双葉社(2005-11)
- ページ数:127
- 総合評価:
内容紹介
- 世界名作劇場「ロミオの青い空」の10周年記念公式ファンブック
- 版権イラスト集
- OP、EDカット集
- キャラクター紹介
- 作品解説
- 各話ストーリー紹介
- スタッフ・キャストインタビュー
- イラストメッセージ
- グッズ紹介
- 10周年ファンイベントレポート
- 漫画「11人の勇者は集う」
- …etc.
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