アニメ「楽しいムーミン一家」のスタッフデータです。
続編の「楽しいムーミン一家 冒険日記」ではスタッフ、主題歌などが一部変更。作品のムードもかなり違います。
個人的には「楽しいムーミン一家」の物語の方が好きでした。
「楽しいムーミン一家」スタッフ
スタッフリストは敬称略です。
- キャラクターデザイン
- 名倉靖博
- シリーズ構成
- 宮崎晃
- 監督
- 斉藤博
- 原作
- トーベ・ヤンソン「たのしいムーミン一家」
- アニメーション制作
- テレスクリーン
- 本放送
- 1990年4月~1991年10月
- 音楽
- 白鳥澄夫
- 楽しいムーミン一家Vol.1
- 主題歌 オープニング1
- 「夢の世界へ」歌:白鳥英美子
- 主題歌 オープニング2
- 「おまじないのうた」歌:ポンピン隊 ~ムーミン谷の仲間たち~
- ポンピン隊メンバーは声優のみなさん。高山みなみ、かないみか、大塚明夫、子安武人、佐久間レイ、中尾隆聖
- 主題歌 エンディング1
- 「遠いあこがれ」歌:白鳥英美子
- 主題歌 エンディング2
- 「いつかすてきな旅」歌:白鳥英美子
- ムーミン・セレクション~ムーミン主題歌集~
「楽しいムーミン一家」声優
声優リストは敬称略です。
「楽しいムーミン一家」の主な声優さんです。
- ムーミン
- 声:高山みなみ
- ムーミンパパ
- 声:大塚明夫
- ムーミンママ
- 声:谷育子
- フローレン
- 声:かないみか
- スノーク
- 声:平田康之
- スニフ
- 声:中尾隆聖
- スナフキン
- 声:子安武人
- ミイ
- 声:佐久間レイ
- ミムラ
- 声:小林優子
- 署長
- 声:土師孝也
- ヘムレン
- 声:矢田稔
- スティンキー
- 声:丸山裕子
- フィヨンカ夫人
- 声:島本須美
- アリサ
- 声:玉川紗己子
- クラリッサ
- 声:京田尚子
- ナレーション
- 声:白鳥英美子
楽しいムーミン一家 全話タイトル
「楽しいムーミン一家」90年4月から91年10月放送、全78話。
シリーズ構成は世界名作劇場の脚本をよく担当していた宮崎晃さん。話も演出も子供うけを狙ったキャッチーなアニメではないけれど、地味ながらも心温まる作品として長く愛されるアニメだと思います。
お説教くさくもなく、刺激の強い表現もないので、疲れてるときでもまったり見ることができるのが魅力的。
個人的にミムラ姉さんと署長さんのカップルがツボです。このカップルが原作準拠なのかどうかはよく知りませんが。
- ムーミン谷の春
- 魔法の帽子
- 浜で見つけた難破船
- おばけ島へようこそ
- ニョロニョロの秘密
- 小さな小さなお客様
- スーツケースの中身
- 飛行オニの魔術
- 姿の見えないお友達
- 笑顔がもどったニンニ
- 大空を飛ぶスノーク
- ムーミン海賊と闘う
- 地球最後の龍
- お隣りさんは教育ママ
- 記憶を失ったフローレン
- ムーミン谷に火星人!
- ムーミンパパの家出
- 海から来た魔法の種
- ムーミン谷はジャングル
- ムーミン虎たちを救う
- スナフキンの旅立ち
- ムーミンとミイの大冒険
- ムーミン谷の冬の住人
- 帰ってこないスナフキン
- パパの夢をのせて
- 灯台に明かりのともる日
- お金持ちのジェーンおばさん
- 浮かぶばけもの屋敷
- 離れ離れの家族
- 喜びの再会
- スノークの空飛ぶ船
- まぼろしの金色の魚
- 魔法のランプに願いを込めて
- たこに乗ったミイ
- 帰ってきた魔女
- クリスマスって何?
- 冬の生物たちのお祭り
- 眠りの魔法
- 真夜中の不思議な音
- 花火の秘密
- ムーミン谷の怪事件
- 魔女のほうき
- サーカスのヒロイン
- すてきなお誕生日
- ムーミンの建てた家
- パパは大金持ち?
- 温泉が出た!
- シャボン玉に乗ったムーミン
- ママの秘密
- 枯木の中の声
- フローレンの超能力
- 水の妖精
- 宝探しで大騒ぎ
- ミムラに贈り物
- 寂しそうなパパ
- 旅に出たママ
- フローレンの子育て
- ムーミン谷のコンテスト
- パパの思い出
- ミイのいたずら
- ムーミンは天才占い師
- 魔法の言葉
- オーケストラ号の冒険
- 巣立ちの日
- ムーミンの秘密
- ムーミン谷の吸血鬼
- 壊れたパパの大事な椅子
- ママと運命の出会い
- 伝説の不死鳥の危機
- お魚パーティで仲直り
- 光るキノコの正体
- ムーミンとイルカの友情
- ムーミン探検隊
- 歌う花のプレゼント
- ムーミンのすてきな夢
- こわれたおうち
- 完成!空飛ぶ船
- ムーミン大空へ
いい話が多いのですが、個人的なオススメは第13話「地球最後の龍」。ムーミン・トロールが竜の子供をつかまえてくる話です。
ムーミンが何か生物を自分の部屋に持ち込んでいるとミィに聞かされても全く動じないムーミンママ。「誰にでも一つくらい秘密を持つ権利がある」とはなかなか言えないですよね。
ムーミンが秘密を最初に打ち明ける相手としてスナフキンを選んだことにちょっと寂しそうなムーミンパパ。なんとなくほほえましい。
どれほどめずらしい生物でも執着しないスナフキンの「おかしなやつだな、肩の上で寝るなんて」。竜の子供が自分よりスナフキンの方が好きなのだと気づいて寂しそうなムーミンの「僕には肩がないからな…」。何気ないけれどせつないやり取りがいいです。
結局、竜の子供を放してやるムーミン。竜の子供が自分のところにやってきたことで、全てを察したスナフキンのとった行動は…。
やさしい結末が待っているので、是非自分の目で確かめてください。
あと、ミムラ×署長萌えとしては41話「ムーミン谷の怪事件」。あまりに平和で昼間から毎日ミムラとデートしている署長。あまりに平和なので、警視総監はムーミン谷の警察所閉鎖を決定。署長がクビに!?
「ミムラは制服好きなので、ミムラを助けて欲しい(=署長が失業しないようにしてほしい)」とスナフキンに訴えるミイ。
スナフキン:そんなに制服姿が好きなら、警察辞めたって普段着として制服を着ていればいいじゃないか
スナフキン、それただのコスプレ…心の中でツッコミ入れる私。スナフキンの言葉に対するミイの返答が至極もっともです。
スナフキン:ムーミン谷に犯罪が起こればいいんだ。そうすれば警察が必要になる(中略)ムーミン谷を犯罪でいっぱいにしよう
住所不定、定職ナシのスナフキンがそういう事いうとシャレにならない…。ムーミン谷の平和はどうなる!? まあ、予想通りのオチなんですが、ミムラと署長さんが幸せなのでいいのよ。
地味だけど、いい脚本といい演出に恵まれたアニメですよ。
「楽しいムーミン一家 冒険日記」スタッフ
- キャラクターデザイン
- 名倉靖博
- 総作画監督
- 毛利和昭
- シリーズ構成
- 桜井正明
- 監督
- 神田武幸
- 原作
- トーベ・ヤンソン「たのしいムーミン一家」
- アニメーション制作
- テレスクリーン
- 本放送
- 1991年10月~1992年3月
- 音楽
- 白鳥澄夫
- 主題歌 オープニング
- 「ヘソまがりんちょ」歌:水森亜土&タイロン橋本
- 主題歌 エンディング
- 「いつかすてきな旅」歌:白鳥英美子
「楽しいムーミン一家 冒険日記」サブタイトル
91年10月から続編として放送された「楽しいムーミン一家 冒険日記」全26話のタイトルも追加しました。 前シリーズからスタッフが変わったためか、お話も演出も前シリーズとはかなり異なる雰囲気です。
- ムーミンが結婚!?
- スニフの恋
- 新しい生き方のすすめ
- 世話好きなおばさん
- 金色のしっぽ
- ムーミン谷の彫刻展
- 僕らの浜辺をかえして
- 署長さんの悩み
- ご先祖様で大さわぎ
- チン入者で大騒動
- ジェーンおばさんからの招待状
- タイムマシーンふたたび発動
- 女王陛下とドッキンコ
- ニョロニョロがぞろぞろ
- 便利屋さんはコーリゴリ
- ムーミンが大変身
- ムーミン西部に行く
- ムーミン一家漂流記
- ミィが恋わずらい?
- 竜の涙を捜せ!
- ムーミンルネッサンスへ行く
- お月様が落っこちる?!
- パパのいたずら大作戦
- ミィのやけくそ誕生日
- 秘密の薬を捜せ!
- 笑顔の戻ったムーミン谷
ちなみに、1970年頃放送されたカルピス提供の「ムーミン」の声優さんは以下の方々。
カルピス提供の「ムーミン」声優
声優リストは敬称略です。
- ムーミン
- 声:岸田今日子
- ムーミンパパ
- 声:高木均
- ムーミンママ
- 声:高村章子
- ノンノン
- 声:武藤礼子
- スノーク
- 声:広川太一郎
- スニフ
- 声:富田耕生
- ミイ
- 声:堀絢子
- スナフキン
- 声:西村裕行
30代後半以上の世代の人にはこちらの声優さんの方がなじみぶかいのではないでしょうか?
スナフキンがギターを弾いたり「おさびし山のうた」が流れたり、スノークの髪がふさふさしているのはカルピス提供の「ムーミン(または「新ムーミン」)」です。
「ねえ、ムーミン」という出だしの主題歌もこちらです。