「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」の全体の感想は別ページにまとめましたが、ここではその中から「七つの海のティコ」に関してのみの感想です。
私の手元にある「七つの海のティコ」の設定資料集といえば七つの海のティコビジュアルガイド、七つの海のティコ設定資料集(ニュータイプ)などですが、一応「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」と見比べてみました。
全話通してまんべんなく設定画が載っているのは「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック」ですね。
でもキャラクター設定と美術・メカ設定も載せているので、ややどちらつかずで中途半端な印象です。ニュータイプと比べたらナナミの表情集が1枚足りないし、ペペロンチーノ号関連の設定画も少ないし小さい…。
キャラクター中心でペペロンチーノ号&関連装備を重点的にというように、ある程度絞って載せた方がよかった気がします。
それでも学生時代の洋子(ナナミの母)や実家に帰省した時の洋子の&スコット&幼いナナミの設定画など、後半の各話設定を見ることができるのは魅力的ですね。
一応設定画が掲載されている主なキャラ名をあげてみると、
- ナナミ・シンプソン
- スコット・シンプソン
- アル
- シェリル
- トーマス
- ジェームス
- メタル・クロー
- リチャード
- ゲイル
- テリー・タフト
- ロザリンド
- ゴロワ
- ルコント博士
- メルビル(シェリルの父)
- フィリップ・ビルモア
- トゥッピア
- 洋子・シンプソン
- エリオット
- アンジュアン
- ベネックス
- ウィルクス艦長
- …etc.
基本的に「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」掲載の設定画は、設定資料1枚を縮小して載せてる構成が多いのですが、「七つの海のティコ」に関しては結構バラしてのせてますね。
1枚に全身&表情集をまとめてあるキャラが、全身の設定画しか載っていなかったりするので。
一応上のリストに名前が挙がっているからといって、期待しすぎないでくださいね(笑)。
ちなみにカラーページでピックアップされている名場面集は放送されなかった第31話「シェリルとスコット無人島の一夜」からですよ。
七つの海のティコビジュアルガイドと比較すると、わりと基本的なところは押さえているように見えますが、ビジュアルガイドは総合的なアニメムック。
ほぼ設定資料しか載っていない「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック」と比べるのはやや酷な気もしますね。
とりあえず「設定画をたくさん見たい、基本的な設定画を押さえていれば、多少抜けがあってもさほどこだわらない」という人には「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック」はいい本だと思いますよ。
「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」は世界名作劇場の12作品をまとめて扱った本ですが、この他に世界名作劇場のどの作品の設定資料が掲載されているかは「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」にまとめたので、興味のある方はどうぞ。
- タイトル:世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編
- 出版社・発売時期:新紀元社(2009-07-11)
- ページ数:352
- 総合評価:
内容紹介
- 世界名作劇場シリーズの設定資料系ガイドブックvol.1
- オープニング・エンディングカット集&名場面集(カラーページ)
- モノクロ線画設定資料集(キャラクター、美術、小物、乗り物)
- コラム
- スタッフインタビュー(高畑勲監督、楠葉宏三監督、堀江美都子さん、関修一さん、佐藤昭司さん×中島順三PD)
- 各作品放映リスト、スタッフデータ集
- …etc.
七つの海のティコ関連記事
- 七つの海のティコ設定資料(「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック」)感想
- 七つの海のティコビジュアルガイド
- 七つの海のティコ設定資料集(ニュータイプ)
- 七つの海のティコ スタッフ・声優・主題歌・全話タイトル
その他の世界名作劇場アニメはこちらで。