「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」の全体の感想は別ページにまとめましたが、ここではその中から「あらいぐまラスカル」に関してのみの感想です。
ラスカル関連の本はいくつか出ていますが、設定が好きとしてキャラクター設定資料がしっかり載っている!!と言える本はほとんどなかったような印象があります。
本放送はずいぶん昔のアニメですが、何度も再放送され、根強いファンも多いというのにアニメファン向きの本はほとんどありません。出版側にも世界名作劇場ファン=一般ファンというイメージが強いのでしょうね。
でもその点「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」は非常に頑張ってます。
モノクロ線画の設定画ですが、メインキャラクターからサブキャラクター、各話の服装設定に動物キャラ、小物・乗り物設定、美術設定などもりだくさん!!
一応設定画が掲載されている主なキャラクター名をあげてみると、
- スターリング・ノース
- ラスカル
- ウィラード・ノース
- サラ・エリザベス・ネルソン・ノース
- セオドラ・ノース
- ジェシカ・ノース
- ハケット
- オスカー・サンダーランド
- グレタ・サンダーランド
- ハーマン・サンダーランド
- アリス・スティーブンソン
- フローラ・スティーブンソン
- キャサリン・スティーブンソン
- ジェイムス・スティーブンソン
- クラリッサ・スティーブンソン
- スラミー・スティルマン
- ソートン・スティルマン
- マーチン・コンウェイ
- マーサ・コンウェイ
- フレッド・ノース
- リリアン・ノース
- サーマン
- ゲイン
- ギルビィ
- カール・マーティ
- カールの叔父
- フートン牧師
- ホウェーレン先生
- シャドウィック
- ハリス
- ヘンリー
- ジム・バンデバンダー
- デビッド
- …etc.
こんなかんじです(一部省略してますけど)。
もうラスカルの設定画のかわいらしさにメロメロです。
名作劇場の中でも、かなり「薄い」絵柄だと思いますが、むしろこのあっさりかげんが好きです。
スターリングの家の見取り図は、他の名作劇場アニメのような全体がわかる図は載っていませんが、1階・2階・スターリングの部屋などはほぼわかる図が載っていますよ。
やはりページの都合上キャラクター中心の構成になるのは仕方ないですね。
とにかくキャラクター設定画に関してはこの本で十分堪能できると思います。
本が小さいので絵が小さめであることは残念ですが「あらいぐまラスカル」のキャラクターはシンプルですから、わりと見やすい印象ですよ。
カラー4ページでOP・EDカット集に、全体の名場面集、第24話「走れ走れぼくらのカヌー」名場面集などもあります。
さらにロケハン写真(カラー)も1ページ分アリ。そこらへんに関して詳しい本は別途発売されていたような…? また調べておきますね。
美術設定に関しては美術監督の井岡雅宏さんの本「井岡雅宏画集 「赤毛のアン」や「ハイジ」のいた風景」にも少し載っていますよ。
この他に世界名作劇場のどの作品の設定資料が掲載されているかは「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」にまとめたので、興味のある方はどうぞ。
- タイトル:世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編
- 出版社・発売時期:新紀元社(2009-07-11)
- ページ数:352
- 総合評価:
内容紹介
- 世界名作劇場シリーズの設定資料系ガイドブックvol.1
- オープニング・エンディングカット集&名場面集(カラーページ)
- モノクロ線画設定資料集(キャラクター、美術、小物、乗り物)
- コラム
- スタッフインタビュー(高畑勲監督、楠葉宏三監督、堀江美都子さん、関修一さん、佐藤昭司さん×中島順三PD)
- 各作品放映リスト、スタッフデータ集
- …etc.
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