ロマンアルバム 魔女の宅急便 感想
「ロマンアルバム」は「ジ・アート」シリーズよりも、スタッフ・インタビュー、制作レポートが多く、原画・レイアウトなども見ることができます。
付録のカセットレーベルがなつかしい。今でもついているのか気になる…別のものにマイナーチェンジしているのかも!?
キャラクター設定資料はクリーンナップされた線画が掲載されています。キキ、ジジはたくさん載っていますが、他のキャラクターはやや少なめ。一言おばさんみたいなチョイ役まで絵が載っていますけどね。
原画・レイアウト集は原画さんのインタビューのページに各担当原画少々。そして金田伊功さん、福田敦子さんなどインタビューがない人の原画をまとめてセレクトしたページも。わりとたくさんのっています。
美術設定集も美術の線画。グーチョキパン店の外観や室内の俯瞰図や、店外の周囲の町並みを俯瞰したものなど。
キャラクターも美術の線画も「THE ART OF KIKI’S DELIVERY SERVICE(ジ・アート・オブ・魔女の宅急便)」には載っていないので要チェック!!
初期イメージボード集はもちろんカラーページ。原作者・角野栄子さんの書き下ろしポエム付。 イメージボードの量は「THE ART OF KIKI’S DELIVERY SERVICE(ジ・アート・オブ・魔女の宅急便)」の方が多いので重複する絵もありますが、「THE ART」にはない絵が載っていたりするのであなどれません。
本編カット集はフィルムストーリーのほかにイイ絵やいい動きに注目したセレクションあり。
スタッフインタビューの人数は毎回多いロマンアルバム(最近はそうでもない? )。今回は下のリストはかなり省略しましたが、監督、美術、キャラクターデザインをはじめ、原画、演出補、色彩設計、編集、特殊効果…以下略。とにかく多いです。 制作レポートやアフレコレポートを含め、読み物は充実していますよ。
メイキング資料にフィルムストーリーに読み物とバランスがいいので、一般の人からアニメファンまで楽しめる本だと思います。
- 出版社・発売時期:徳間書店(1989/10)
- 好感度:(5)
- アニメ「魔女の宅急便」のガイドブック
- カセットレーベル集
- フィルムストーリー
- フィルムによるアクション集
- イメージボード・初期デザイン集
- キャラクター設定資料集、美術設定集
- 原画、レイアウト
- 宮崎駿監督インタビュー
- スタッフ・インタビュー
- 原画インタビュー(羽根章悦、二木真希子、佐藤好春、森本晃司、遠藤正明、井上俊之、河口俊夫、以下省略)
- 制作エピソード、制作レポート
- アフレコレポート
- 魔女の宅急便シナリオ採録