公式ガイドブック 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

設定資料は主にキャラクターとメカがカラー（一部線画）で載っています。担当スタッフインタビューの後ろに入っているので、インタビューの合間合間に設定画というかんじです。

吉田健一さんのインタビューの後のキャラクターデザイン集（6ページ分）は以下の通り。

• エウレカ（5歳、14歳）
• レントン（5歳）
• 老アネモネ
• ドミニク先生
• コーダ
• マリア
• 雪月花（線画のみ）
• 月光号の乗組員（子供時代）（線画のみ）

見ての通り、テレビ版の設定画は全く載っていません。劇場版用に新たに書き起こされた設定画のみです。

カラーと線画が載ってます。線画は鉛筆の主線に色鉛筆で影をつけた絵で、これはこれで魅力的ですねー。

アニメイトの交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい設定資料集と比べると、絵は小さいですがカラー多めなのでいいですよ。

絵の量はアニメイトの設定資料集のように設定画1枚をそのまま載せているのではなく、バラして載せているのでこの公式ガイドブックの方が少し絵が足りないものもありますね。

ラストの全裸エウレカの全身（後）はアニメイトの設定資料集には載ってなかったですね。キャラクターに関しては他は全てアニメイトの設定資料集で見ることができる絵ばかりです。

名場面カットと文章で構成された劇場版フィルムストーリー。ページ数は多いです。キーワード紹介は簡単なもの。

劇場版に関するスタッフインタビューは以下の通り。

• 柳瀬敬之（設定画：デビルフィッシュ（スーパーパック装備）、小型空船、移民船）
• コヤマシゲト（設定画：幼生ニルヴァーシュ&ジ・エンド、ニルヴァーシュSpec-V）
• 永井一男（美術設定画：ワルサワの丘、エウレカの病室ほか）
• 若林和弘
• 佐藤直紀
• 灯夢（イメージイラスト6枚）
• 増井元樹（設定画：エウレカ&レントンのペンダント）

上のリストのカッコ内はインタビューと一緒に載っている設定画です。

柳瀬敬之さん、コヤマシゲトさん、永井一男さんの設定画（全て線画）はそれぞれ1ページ程度にまとめて掲載されているので、メカデザインの絵などはやや小さくて見づらいですね。

同じ線画ならメカ絵の大きさに関しては、アニメイトの設定資料集の方がいいかも。

声優インタビューは以下の通り。

• 三瓶由布子（レントン）×名塚佳織（エウレカ）対談
• 藤原啓治（ホランド）
• 小清水亜美（アネモネ）

テレビ版「交響詩篇エウレカセブン」の各話毎のカラー名場面画像&ストーリー紹介。名セリフ集もまとめられてます。

そしてOP・EDカット集。

ファンブックの定番コンテンツ。全話見つくしている人には不要だろうけど、ライトなファンにはありがたい内容ですね。

この版権イラスト集に期待していた人は多いと思います。「交響詩篇エウレカセブン」はテレビ版ファンブックの交響詩篇エウレカセブン rayline guideはテレビ版放送途中の発売だったし、テレビ版のガイドブックが発売されてなかったので版権イラスト画集が出てないんですよねー。

「テレビ版の版権イラスト掲載」と聞いたら、いやが上にも期待がふくらむもの!! でも残念ながら収録されたのは、月刊ニュータイプ掲載の版権イラストだけでしたよ。

発行：角川書店だし、そういうこともあるだろうとは思ってましたが…ややがっかりでした。

劇場版のイラストもニュータイプの分だけですね。まあ劇場版の方は他のアニメ誌ではあまり取り上げてなかった気がするのでいいんですが。

そして予想外でうれしかったのが、テレビ放送終盤に使われた提供クレジットイラスト（吉田健一さん13枚＋中田栄治さんのイラスト1枚）!!! 。

サンタクロース・レントンや、手をつないだアネモネ&ドミニク、そして最終回の日傘をさすエウレカとレントン一家などなど。吉田健一さんのファンにはたまりませんね。

劇場版製作前に2006年「Sony Music Anime Fes.06」で発表された「Episode:51 ニュー・オーダー」のシナリオが載ってます。

テレビ版とも劇場版とも違うエウレカセブン。要するにアナザー・ストーリーですが、51話「ニュー・オーダー」が読みたい人は必見!!

テレビ版から劇場版まで関わった、京田知己総監督、南雅彦PDのそれぞれ単独インタビュー。

京田知己総監督のインタビューは劇場版についてのもの、南雅彦PDの話は企画としてのエウレカセブン、そして劇場版について。そんな印象でした。