ロボットものならいざしらず、ムックはいまさら出ないだろうとあきらめていたウィッチハンターロビン。
DVD-BOX発売に合わせてムックが発売されるとは意外でした。
しかも版権イラストから設定画、スタッフインタビューと一応揃えてきたのもビックリ。てっきり新紀元社の出している他のアニメ資料集みたいに、「ほぼ線画資料だけ!」という体裁になるかと思ってたので。
それでは「ウィッチハンターロビン マテリアルファイル」の感想。
- 版権イラスト集
アニメ雑誌などに掲載されたイラストなどです。2クール深夜アニメだから、そんなにたくさん版権イラストがあるわけじゃないですが、これを見る限りニュータイプでは結構記事が多かったんですね。
いろんなアニメのエンディング作画で有名な鈴木典光さんとか、恩田尚之さんも「ウィッチハンターロビン」の版権イラストを描いてたんですね。
- キャラクター紹介
カラーページでメインキャラクター紹介。キャラクターの基本設定画もここにまとめてあります。ほぼ線画ですが一部カラー。
ちょっと絵が小さいかな…。もう少し大きければ充分なんでですが、微妙に小さいカンジ。量的にはこんなものでしょうね。
- 各話ストーリー紹介
見開きのカラーページで各話のストーリー紹介。次回予告の文章かな? と思える文章も載ってます(全話覚えているわけじゃないので間違ってたらすみません)。本編画像も使っているよくあるタイプ。
次の見開きページがモノクロで各話のキャラクター設定画や美術などの紹介。ゲストキャラクターやメインキャラの各話の服装設定などが載ってます。つまり、1話につきカラーのストーリー2ページ、モノクロ設定画2ページという構成。
わりと余裕のあるページ構成なので、設定画好きとしてはうれしいかな。
でも一般的にカラーならカラーページ、モノクロはモノクロページとまとめているムックが多いので、この本みたいにカラー、モノクロ、カラー、モノクロというのはめずらしく感じます。
ページ自体は全部カラーにして、設定画だけ線画にするムックも多いのに、そういう構成にしなかったのは経費節減?
- 美術・小物・メカ設定
美術・小物・メカ設定資料も線画ですが、全部あわせて20ページのボリューム。けっこう詳しく載せてあるのはうれしいですね。
各ページの下の方に用語集もあります。アニメに登場したキーワード解説ですが、このアニメに関してはそういうものも欲しかったので好印象。
藤堂のメッセージの全文もあります。
実は私、アニメ前半はわりと見てたけど、中盤から飛び飛びで見てたため終盤はさっぱりついていけず脱落。用語とか藤堂のメッセージは、そんな私に大助かりです。なるほどこんなことになってたんですね…。
- スタッフインタビュー
村瀬修功監督2ページ。キャラクターデザイン・高橋久美子さん×色彩設計・すずきたかこさんの対談1ページ。
声優インタビューは主人公・瀬名ロビン役の渡辺明乃さん1ページ。
監督インタビュー2ページは裏話的な話がいろいろ載っていますが、他のスタッフインタビューは少し物足りないかな…。人数が少ないのもちょっと残念。
ハガルの八文字とかオガルの文字なども載っていて、資料集としてはそれなりの出来ですね。
謎めいた思わせぶりなセリフもでてくるアニメなので、もうちょっと突っ込んだ解説が欲しかった気もしますが、仕方がないかも。
DVD-BOX発売記念ムックだものね。出てくれただけでもよしとしますよ。
それにしても村瀬修功監督のアニメは初監督のこの「Witch Hunter ROBIN」といい、次の「Ergo Proxy」といい、本やグッズに恵まれないですよね…。関連グッズで制作費を回収するアニメじゃないのかなー?
- タイトル:ウィッチハンターロビン マテリアルファイル
- 出版社・発売時期:新紀元社(2008-05-21)
- ページ数:111
- 総合評価:
内容紹介
- Witch Hunter ROBINのアニメガイドブック
- 版権イラスト集
- キャラクター紹介
- ストーリー紹介
- 設定資料集(キャラクター・美術・小物・メカ)
- 用語集
- スタッフインタビュー
- 村瀬修功監督
- キャラクターデザイン・高橋久美子×色彩設計・すずきたかこ
- 渡辺明乃(瀬名ロビン役)
- …etc.
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- ウィッチハンターロビン スタッフ・声優・主題歌・全話タイトル
関連アニメ
「Ergo Proxy(エルゴプラクシー)」は村瀬修功監督作品、「桜蘭高校ホスト部」は高橋久美子さんのキャラクターデザイン作品です。
「Ergo Proxy」は村瀬修功監督アニメだけあって、ウィッチハンターロビンと雰囲気が似てますよ。舞台が未来SFですけどね。