新紀元社のサンライズ系メモリアルブックといえば、「勇者シリーズメモリアルブック ~超勇者伝承~」も「エルドランシリーズ メモリアルブック 」も「魔動王グランゾートメモリアルブック」「魔神英雄伝ワタルメモリアルブック」もみんな同じ大きさ、同じフォーマットという印象があります。
「GEAR戦士(ギアファイター)電童メモリアルブック」もやっぱりこのシリーズなんですね。
特徴としてはこんなかんじでしょうか。
- モノクロの設定画(キャラクター、メカ、美術など)を多数掲載
- 本編未使用資料や必殺技等のイメージラフなど少々レア(?)な資料が掲載されることもある
- カラーページは少なく内容もしょぼい
- 版権イラスト集等は期待してはいけない
- スタッフインタビューは監督のもの程度
- 本の大きさはA5(縦21cm)
要するにモノクロの設定資料集をがっつり見たい人にはいいと思いますが、それ以外の人にはあんまりオススメできません。
「GEAR戦士電童メモリアルブック」もこれらの特徴をいいところも悪いところもしっかり継承。
メインキャラクター設定は全身・表情集などがちゃんとあるし、サブレギュラーキャラもそれなりにおさえてあるし、各話のみのゲストキャラも各話ストーリー紹介のページに参考程度ですが掲載されています。
本編未使用のメカ資料(データウェポン等)もあります。
家の見取り図や教室の座席表などもあるし、美術線画もそれなりにあります。
要するにモノクロ設定画の量的には文句のつけようがない内容です。
しかし、ここで本の大きさが問題になってきます。この本小さい…。
キャラクターの設定画の大きさはまあまあ許容範囲内ですが、メカとか美術は…。
主役メカの電童はさすがに大きめの絵ですが、その他のメカはメカにさほど思い入れのない私でも「これは小さいのでは…?」と思う大きさのメカ絵もあります。
メカに関しては絵の資料にするにはぎりぎりの大きさかも。
とはいうものの、GEAR戦士電童の資料本といえばサンライズが出した詳細な大判資料本「SUNRISE ART WORKS GEAR戦士電童」と子供向けの「決定版 GEAR戦士電童超百科」くらい?
どちらも既に手に入れにくい状況なので、GEAR戦士電童の設定資料が欲しくてずっと探していたなら充分満足できる絵の量だと思いますよ。
- タイトル:ギアファイター電童 メモリアルブック
- 出版社・発売時期:新紀元社(2006-12-09)
- ページ数:205
- 総合評価:
内容紹介
- TVアニメ「GEAR戦士電童」設定資料集など
- OP・EDカット集
- 玩具紹介
- モノクロ設定画集
- ストーリー紹介
- 福田己津央監督インタビュー
- …etc.
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