アニメ「精霊の守り人」の設定資料集感想や、データ集など。原作本の感想も書いていこうかと思っています。

「精霊の守り人」は本放送時にはきちんと設定資料が載っている本がでてなかった(精霊の守り人 オフィシャル・ガイドは設定画好きには微妙…)ですが、NHK教育での再放送が終わろうとする時期にようやくアニメイトから精霊の守り人 設定資料集 第壱集(movic)精霊の守り人 設定資料集 第弐集(movic)が同時発売。そういえば、「SAMURAI7」のときもこんなタイミングだったような気が。

くわしくは次のページから。

  1. 精霊の守り人 オフィシャル・ガイド
  2. 精霊の守り人 設定資料集 第壱集(movic)
  3. 精霊の守り人 設定資料集 第弐集(movic)
  4. 精霊の守り人 スタッフ・声優・主題歌・全話タイトル

精霊の守り人原作関連記事

  1. 精霊の守り人の原作本の感想、アニメとの違いなど

アニメに関しては個人的には悪くない絵柄なんですが、全体的にアピール不足な気がします。演出は工夫しているけど、キャラを1枚絵で見たときのインパクトが…。未見の人を「見てみようか…」という気にさせるキャッチーさ不足。NHKだから商業的なことを考える必要がないといってもね。

原作は児童文学では有名すぎるほど有名な「守り人シリーズ」。今回アニメ化されたのは第1作の「精霊の守り人」。子供の頃本好きだった人は、名前くらいは聞いたことがあるはず。 「ハリー・ポッター」以降の児童文学ファンタジー・ブームで、ようやく上橋菜穂子さんにも脚光があたったというのが私の印象。

原作シリーズの中で「精霊の守り人」だけはアニメ化より先に読んでます。原作は子供向けの甘さは控えめで、硬派なストーリー。原作者の上橋菜穂子さんは文化人類学者でもあるので、世界観の設定はかなりしっかりしてます。

アニメ化はすごく期待していたんだけど…地味でしたね。上品というべきかな? とりあえずターゲット層はどのあたりに絞ってたのか聞きたい!

絵柄は「おっさんキャラ達」の造形を見ても子供向けじゃないし、アニメファン向きにしては地味デザイン。色遣いも子供の好きそうな色じゃない。どちらかというと大人、特に男性が好きそうな色合いに見えるんですけど…?

よく訓練された「マイナーアニメファン」なら絵柄にこだわらずに見るだろうけど、パッと見の印象が地味だと見ない人も多い昨今。いろんな意味で不利だったんじゃないかな?

アニメファン以外の一般の視聴者の反応がわからないので、ちょっと気になってます。いい話なんだけどなー。

ちなみに原作のファン層は、小学生高学年から中学・高校生とその母親たち(本好きのお母さんは子供が読んでる本も読む)がメインじゃないかなーと、勝手に想像してました。その層へのアピールも微妙にはずしている気が。新規層の獲得としてはよかったかもね。


上で使っているバルサ、タンダアイコンは、「歡迎加入大宇宙!」さんからお借りしています。