厚紙絵本「おでんくんひみつじてん」は子供向けのキャラクターブックとしてはいいのですが、もうちょい大人向けのものは…と思ったらありました「リリー・フランキーのおでんくんマガジン」。
「どのへんが大人向け?」かというと、リリー・フランキーさんのロングインタビューは漢字が多いですがルビはふってません(それだけか!)。しかも一万字インタビューですよ。インタビュー内容も子供向けじゃないし。
とりあえずは、見どころのロングインタビュー。おでんくん誕生のきっかけやテーマについて詳しく語られています。「絵本というもの」を語っている内容は「まさにそのとおり!」と共感しましたよ。
キャラクター紹介はおでんくんのカラー設定画(全身)とキャラクターの関する簡単な説明がついています。扱いが大きいのはおでんくん、たまごちゃん、ガングロたまごちゃんくらいで、他のキャラはまとめて9ページでの紹介ですけどね。
にんじん娘、たこさん、タケさんなんかは知らなかったなあ…。わりと見逃している話が多いんですよね、本放送があの時間帯だし。
この本自体が一般向けなのでアニメファンの設定画好きが見て満足できるほどの内容ではありませんが、「おでんくんひみつじてん」よりは読むところも多いのでいいかと思います。
おでんくんの描き方説明も面白いです。これで上手におでんくんが描けるように…なるかな?
おでんくん占いの結果は「つみれちゃん」でした。なんとなく当たっているような、そうでないような。
そのほかの見どころといえば、おでんくんの漫画。もちろんリリー・フランキーさん作ですが、「小学五年生」に掲載されたものなので「小学五年生」を買っていないと読めないわけですよ。
「ペロくんのこと」の巻、「秋まつりの日のこと」の巻、「ジャガーのいやがらせ」の巻、「良薬は口ににがし」の巻、「モチ泥棒をつかまえろ」の巻の5本のマンガ収録です。
テキワナタインの歌詞も三番まで載っています。
本の大きさはB5。ページ数もそんなに多くないし表紙にソフトカバーもついていないのですが、その分安い!
内容のわりにはお得感がありましたよ。
- タイトル:リリー・フランキーのおでんくんマガジン (THIS IS ANIMATION)
- 出版社・発売時期:小学館(2006/09)
- 総合評価:
内容紹介
- おでんくんのキャラクターブック
- リリー・フランキー1万字インタビュー
- おでん村ガイド
- おでんくん・登場キャラクター紹介
- おでんくんグッズ
- おでんくん検定
- おでんくん占い
- リリーさん直伝「おでんくんの描き方」
- 小学五年生に掲載された「おでんくん」漫画
- …etc.
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