「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」の全体の感想は別ページにまとめましたが、ここではその中から「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」に関してのみの感想です。
「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」もムックらしいムックが出てなかったと思います。というわけで、現時点ではこの本が一番たくさん設定画を掲載している本でしょう。
主人公のジャッキーとマーフィのキャラクターデザインは加藤裕美さん、その他サブキャラクター（動物除く）のデザインは関修一さんという異色作です。
この本には他にも「トム・ソーヤーの冒険」や「ふしぎな島のフローネ」など関修一さんがキャラクターデザインした名作劇場作品の設定画が載っていますが、見比べるとやっぱり絵が変遷してますね。
時代に合わせて変わってきたのでしょうけど、私はどちらかというと昔の素朴なデザインの方が好きでした。
それはさておき、この本の「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」割り当てのカラーページは、OP・EDカット集、全話通しての名場面集、第21話「さよならケイト」のカット集になってます。
設定画が掲載されているページは全てモノクロです。設定資料はキャラクター設定中心。それ以外には動物設定、小物・乗り物設定、美術設定など少々。
それでは恒例の、設定画が掲載されている主なキャラクター名をあげてみると、
- ジャッキー（ジャクリーヌ・ローズ）
- マーフィ
- テンボ
- アンドルー・ローズ
- アーサー・ローズ
- ペニー・ローズ
- ハワ
- ケイト・アドルトン
- ヘンリー・ラザフォード
- ミッキー・ビル
- クランクショウ博士
- ハンナ・カウフマン
- タウマ
- モーリス
- アワン
- ノルダム先生
- ダン・ムーア
- ロバート少佐
- サフィナ
- アトマニ
- ギデオン
- …etc.
こんなかんじです（一部省略してますけど）。
キャラクターの基本設定＋各話設定が中心になってます。
例えばジャッキーなら、基本の服・寝巻き・旅立ちの時のブラウス&スカート・水着・サファリルック・サファリウェアの下のタンクトップ・雨具など。
他で「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」の設定資料を見たことがないので比較はできませんが、わりとしっかり載っている印象ですよ。
美術設定は主なところでローズ家外観、間取り、ジャッキーの部屋、ソロー号平面図&ジャッキーの船室、ローズ家別荘、その他もろもろ。
本の大きさが小さめなので絵の大きさも小さめ。やや詰め込みぎみなためか、大人キャラがやや見づらい印象ですね。
ページ配分は決まっているので、絵の量と大きさどちらかが犠牲になるのは仕方ないでしょう。
「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」に関してこれだけの量の設定画をまとめてみることができるのは、今のところこの本だけ。
それを考えると、かなりおススメだと思います。
この他に世界名作劇場のどの作品の設定資料が掲載されているかは「世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編」にまとめたので、興味のある方はどうぞ。
- タイトル：世界名作劇場シリーズ メモリアルブック アメリカ&ワールド編
- 出版社・発売時期：新紀元社（2009-07-11）
- ページ数：352
- 総合評価：
内容紹介
- 世界名作劇場シリーズの設定資料系ガイドブックvol.1
- オープニング・エンディングカット集＆名場面集（カラーページ）
- モノクロ線画設定資料集（キャラクター、美術、小物、乗り物）
- コラム
- スタッフインタビュー（高畑勲監督、楠葉宏三監督、堀江美都子さん、関修一さん、佐藤昭司さん×中島順三PD）
- 各作品放映リスト、スタッフデータ集
- …etc.
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