「東のエデン プロファイルブック」。テレビアニメ版の「東のエデン」のガイドブックです。わりと一般ファン向け内容ですね。解説は思ったよりしっかりしてます。
各話紹介&名場面集、設定画少々、登場人物紹介、監督・メイン声優インタビューなどファンブックとして必要とされている内容はほどほどに揃ってます。
版権イラスト集はないし、設定画は少なめ。メイキングのビジュアル資料を期待する人にはちょっと物足りないかもしれませんね。
それでは細かい内容など。
- キャラクター紹介
カラーページは大部分がキャラクター紹介にあてられてます。
サークル「東のエデン」メンバーや、セレソン達の1人1人を名場面カット、設定画などを紹介。プロフィールや彼らの行動の背景などもしっかり説明されています。
ページはカラーですが、設定画は一部線画。絵の量もあまり多くないし、ややオサレ構成な見せ方になっているので、設定画をメインで見たい人はアニメージュか完全設定資料集の方がいいんじゃないかと思います。
人物ガイド的な内容は充実しているので、アニメを見て「?」と思うところがあった人には考察的な内容が豊富で役に立つと思います。
このページで紹介されているキャラクターには、それぞれ神山健治監督のキャラクター説明コメントがありますよ。
声優インタビューは滝沢役の木村良平さん、咲役の早見沙織さんのインタビューが2ページずつ載ってます。
- 週刊「東のエデン」
大人の週刊誌的な紙面構成で「東のエデン」のドラマ設定やセレソン・システム、ジェイスなどの用語(というか設定)が説明されています。
「ニート失踪」「ジョニー狩り」「迂闊な月曜日」など週刊誌的な切り口で説明できそうな内容が多いので、わり内容と誌面構成がしっくりマッチしてますね(笑)。
No.1~No.12までの全セレソン活動履歴(いつ何にいくら使って、残高いくら…という履歴)を載せて、各セレソンの行動もきっちり説明してくれているのもいいですね。
黒羽さん、あのイリュージョンにお金かけすぎ(笑)!
滝沢朗のセレソン活動履歴で、時系列に彼の行動が解説されていたのがとてもわかりやすかったです。
テレビ版で行動が明らかにされなかったNo.3、No.6、No.7、No.8の4人のセレソン達の活動履歴も、いろいろ想像をかきたてられて興味深かったです。
- テレビ版「東のエデン」全11話ストーリー紹介&解説
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テレビアニメ版の「東のエデン」の各話ストーリー紹介と解説です。
各話2ページずつですが、絵コンテの抜粋や神山健治監督のコメントつきでけっこう濃い内容です。
各話のサブタイトルのポップみたいなイラストも、モノクロですが載ってますよ。
文章も簡潔ですが、要点はしっかり押さえてる印象ですね。
- 神山健治監督インタビュー
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神山健治監督インタビューは表紙の写真もあわせて8ページ。
「東のエデン」誕生の経緯、タイトルの事、ノイタミナ枠の事から、滝沢&咲、ニート…などアニメの内容、伝えたかった事についても語ってます。
「現代日本における楽園構築理論」なんて小難しいサブタイがついてますが、わりと読みやすい文章でしたよ。
わりと軽めの誌面構成ですが、見た目に反して(?)解説などはしっかりしてます。
メイキング資料に関しては少なめですが、アニメのあらすじや世界観について知りたいならこれで十分だと思いますよ。
- タイトル:東のエデン プロファイルブック
- 出版社・発売時期:主婦と生活社(2009-09)
- ページ数:158
- 総合評価:
内容紹介
- アニメ「東のエデン」テレビ版のガイドブック
- キャラクター紹介
- 声優インタビュー
- ストーリー紹介
- 解説
- 神山健治監督インタビュー
- …etc.
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