ラーゼフォンコンプリート感想

テレビアニメと劇場版の「ラーゼフォン多元変奏曲」、ゲーム版の「ラーゼフォン蒼穹幻想曲」。「ラーゼフォンコンプリート」は一応その3つを網羅した設定資料集＋ファンブックというかんじの本です。

当然といえば当然ですが、ページ分量の割合はTV版、映画、ゲームの順です。

キャラクター・メカ紹介にカラーの設定画があり、それとは別にモノクロの設定資料集ページもあります。分量的には満足できる量です。

ちなみにアニメ版の菅野宏紀さんの絵で、原案の山田章博さんの絵はありません。

モノクロの設定資料集ページはわりとしっかり設定画がありますが、キャラクターの表情集などはちょっと小さめの絵もあります。

版権イラスト集などはありません。「画集ラーゼフォン」という本があるのでイラストはそちらにまとめてあるのだと思います。

ストーリー紹介のページでは各話に演出担当者のコメントとミニ辞典があります。どちらもわりといいかんじです。

ミニ辞典は紙面スペースはさほど大きくありませんが、小さな字でポイントをあげて詳しく解説しています。謎に関することや設定的なものまで、なかなか読み応えがありますよ。

出渕裕×庵野秀明対談はロボットアニメがテーマですが、あんまりラーゼフォンとは関係ないような…？

メカファンの人にとっては「この二人の対談ならこのテーマでOK!」なのかもしれませんが、もうちょっとラーゼフォンと話を絡めても…と思いました。

巻末の「ラーゼフォンに影響を与えたもの」は、出渕裕さんが「こんな本やあんな映像作品に影響を受けてラーゼフォンを作りました」という影響を受けたものリストです。

単純にリストがあるだけではなく、出渕裕さんの解説付なので「ああ、こういうことがやりたかったのか…」という作品理解の助けになりますよ。

内容紹介

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