つり球オフィシャル ログ ブック 感想

「つり球」の版権イラスト集です。キービジュアル1弾、2弾、「ani©om3月号」「オトナアニメディアvol.4表紙」「SDキャラ」の5枚で、5ページ。

巻末の表紙用イラストも含めて6ページ。

SDキャラのイラストは「つり球ビジュアルファンブック」にも載っているので、版権イラスト目的だと「絵が少ない」と感じるでしょう。

メインキャラクター紹介のみ。名前のあるキャラクター（クラスメイトを除く）は全部紹介されてます。

カラーのキャラクター設定画（表情集、全身基本設定）、小物設定画など。

「つり球ビジュアルファンブック」と比べると、表情集の絵が少なかったり、メイン4人の各話の服装がちょっと少ないです。

誕生日や血液型みたいな細かいプロフィールなどはありませんが、人物紹介はありますよ。人物相関図もあり。

あと、このキャラ紹介6ページとは別に、キャラクターデザイン宇木さんの手による「江の島の人々」などのモブキャラ線画も1ページありますよ。

「つり球」全話のストーリー紹介。本が小さいので、各話のページ数はやや多め。

本編画像を使ったフィルムストーリー的なストーリー紹介と、各話で登場の設定画など。小物、美術設定も少々。

最終話のページには、クラスメイトの座席表（カラーでキャラの顔カットつき）も。

解説的な文章はありませんが、ストーリー説明は要点を押さえてわかりやすくまとめられてます。

シリーズ構成の大野敏哉さんによる、各話の「注目シーン」コラムもありますよ。

各話登場の声優リスト、各話の詳細なスタッフリストもついてます。

オープニング画像集と、主題歌を担当したフジファブリックのインタビュー。

インタビューは月刊アニメディア記事の一部改定と再録。

基本的にはオトナアニメディア「つり球特集」のスタッフインタビューの内容に、大幅加筆したものです。

中村監督のインタビューは、新たに聞いてきた内容の模様。

メンバーは以下の通り。

• 中村健治監督インタビュー（10ページ）
• シリーズ構成・大野敏哉インタビュー（9ページ）
• キャラクターデザイン宇木敦哉インタビュー（5ページ）
• アニメーションキャラクターデザイン・高橋裕一インタビュー（5ページ）
• 美術デザイン・倉橋隆、保坂有美インタビュー（2ページ）
• 山本幸治×南成江×大松裕PD鼎談（5ページ）
• 音楽・栗コーダーカルテットインタビュー（4ページ）
• 長崎行男音響監督インタビュー（3ページ）

ここまでは、オトナアニメディアのインタビューメンバー。

オトナアニメディアと見比べてませんが、内容はかなり被ってる印象はあります。でも制作終了後のインタビューが追加されてるんですね。

オトナアニメディアのつり球特集は放送開始前の発売ということで、後半の展開に関することなどは載ってませんでした。

この本のインタビューでは、後半の展開や全体を通しての話なども入っています。その意味では、この本が「インタビュー完全版」と受け取っていいのではないでしょうか。

シリーズ構成・大野敏哉さんが入れたかったけど尺の都合で入れられなかった設定とか、いろいろ面白い裏話も載ってます。

インタビューも「続編『釣り球2』は?」とか斬り込んでますし。

声優インタビューはたぶん、この本用のインタビューかと思われます。

• 逢坂良太（真田 ユキ役）（2ページ）
• 入野自由：ハル役（2ページ）
• 内山昂輝：宇佐美 夏樹役（2ページ）
• 杉田智和：アキラ・アガルカール・山田役（2ページ）

オトナアニメディアのインタビューもそうでしたが、この本のインタビューの構成もあまり無駄がないしっかりした内容になってます。

本の大きさが小さいので、オトナアニメディアのインタビューページにはあった図や設定画などが一部抜けてたり、逆に追加されている絵もあります。

夏樹の髪を切ったスタイルの没デザイン案とか、ウララの没デザイン案とか。

DUCK幹部全員のコードネームなんかも。

なかなか面白かったので、興味のある人はどうぞ。

「つり球」の作画スタッフによる描き下ろしイラストとメッセージ。

メンバーは以下の通り（敬称略）。

• 須藤智子
• 古住千秋
• 清水祐美
• 松本文子
• 猪口美緒
• 富田収子
• 高田晃

セル調の彩色イラストではなく、原画に色鉛筆で一部に色をつけたような雰囲気のカラーイラストです。

どれも魅力的な絵ですがこの中では、個人的には富田収子さんのユキ、ハル、夏樹、アキラ4人のイラストが好みです。

いや、清水祐美さんの水着えり香も美乳でかわいいですけどね。最初は「誰? 」と思いました（笑）。

須藤さんの釣り王子が微妙にBL感漂ったイラストの様な気が。いやこのくらいでBLとか言ってたら、腐女子から「これだから一般人は（笑）」と、笑われそうですが。

そして高田晃さんはやっぱり手抜き過ぎ（笑）!!忙しいのだろうとか、この仕事用のギャラが出てないのかも?とか、いろいろ思いますが、ファンサービスも大切ですよ（笑）。