「すべては、たった一つの約束のために」これが、テレビアニメ「地球へ…」のキャッチフレーズ。でも「約束」がなんだったかわかりにくかったも。

原作と劇場版はテーマがほとんどブレなかったけれど、テレビアニメではいろんな要素を入れすぎたかんじですね。

でもソルジャー・ブルーVSキース・アニアンなんて夢対決、考えたこともなかったですよ。アニメスタッフはすごい! わりと楽しんでみています。

こんなに違うと比べる気がしないというか…。原作終了からずいぶん年月を経たせいか、あまり細かいことにこだわりなく二次創作でも見てるような気分でした。

コアなファンの人たちにとってはどうだったんでしょうね?


ここから先の感想はいろいろネタバレしているので、読みたくない人は読まないでくださいね。

第1話「目覚めの日」感想

オープニング前のアバンでフィシスがSD体制について説明。オープニングはわりといいかんじ…ですが全裸キースに吹きました。いい脱ぎっぷりです。昭和の時代にはよくあった表現ですが、心の交流をまっぱで描写するのはさすがに古いよー。

ミュウ全員集合VSテラ体制側の構図も戦隊モノのようです。

ジョミーの夢のシーン。ソルジャー・ブルーの地球マニア度が表現しきれてないよ。原作ブルーはもっと地球のことになると饒舌、というかテラ大好きな人なのに。太陽まででではしょられてるから中途半端な印象に…。

原作の「動く歩道」シーンはさすがに改変。SD体制もわりとゆるそうなかんじに…。ママンも愛情深いママンになってます。

リオが今風のメガネ男に変装してやってきた!やっぱり少しずつ違うのね。

深層心理検査のトータルリコールみたいな機械もちょっと…と思っていたら、成人検査のテラズナンバー5に吹き出しました。先に放送された地域の人たちが「タラコ、タラコ」って感想を述べていたから「?」と思っていましたが、まさにタラコ。

キューピーマヨネーズのCMの着ぐるみたらこキューピーみたいなテラズナンバー5。3DCGが妙なおかしさを誘います。ブルーにノックアウトされて「ああーっ」とか言ってるシーンは表情もあわせて笑ってしまいました。

成人検査開始でジョミーが脱ぐ!だから脱ぐのは古い表現だと…。そういえば、ブルーの登場シーンでオペレーターの「強力なサイオン反応探知、タイプ・ブルー!」が中途半端に今風。そんなところだけ今風にしなくても。

細かいところは原作と違うけれど、まださほど大きな違いはないようです。

次回予告が若本規夫さんだー!!まさか予告だけってことはないだろうからやっぱりアレよね、ラスボスよね!とこの頃は思っていたものでした。

第2話「ミュウの船」感想

起きているブルーはカッコいいですが、ほとんど寝たきり…。今回、後半で「こうして会うのははじめてだね」といってました。ということは…前回&冒頭のカッコいいマントひらひらバトルは、思念波でつくったイメージですか。カッコつけすぎだ!!

今回はほとんど説明回。ミュウに関する説明は原作よりマイルド。

「家に帰せ!」「わかった」のジョミー、ブルーの会話で「ええっ!?」と思わず声をあげてしまいましたよ。もうここから原作と違うんだ…。

第3話「アタラクシア」感想

リオに送ってもらっておうちに帰るジョミー。誰もいない家に帰宅。一方、長老達につるしあげ…もといジョミーの件で対応を検討中のソルジャー・ブルー。眠りながら応対。ベッドに寝ているのはいいけれど、せめて目くらいあけようよ。カンジわるーい。

サムとスウェナと再会するジョミー。しかし見つかってリオと自転車二人乗り逃亡。 せまる追っ手。おおっ!リオのサイオン攻撃かっこいいー。リオの数少ない見せ場。

ジョミー危機一髪!目を開けてハーレイに指示するブルー。ここは目をあけるのか。

あやしい幻影のママに惑わされるジョミー。阻止するために呼びかけるブルー。やはりマントなびいてます。どさくさに何カッコいいイメージを送ってるんだ、ブルー。

ジョミー暴走。拷問中のリオを置きざりに大空を翔るジョミー。ブルー、「僕が追いかける」はいいけど、リオも助けてやれ。

第4話「宙からの帰還」感想

この回はブルーの見せ場増量。ブルー動いてます。

ジョミー成層圏へ。追うユニバーサル戦闘機。それを追うソルジャー・ブルー。ジョミーの強さにうれしそうです、キラキラしてます。

ビフォーアフター並に増改築を加えたミュウの宇宙船にびびるユニバーサルのお偉方。

ブルーにつかまるジョミー。ブルー「聞くんだ(目がギラーリ)」ジョミー「(おびえて)いやだー」。たしかに怖いよ、その目の光り方は。

ここでブルー回想きました。子ブルー!!!子ブルーの成人検査と各種実験の被験者に…。ついにキレたブルーが仲間をひきつれ脱走。

しかし、のんびり昔話(?)をジョミーに伝えているうちに、おとりになったミュウの船被弾。ブルーとは連絡がつかない。いささか無責任。

力尽きて落ちるブルー。かかえて飛ぶジョミーミュウの船に帰還。アルテメシア守備隊を振り切って逃亡。

ブルー包帯まかれてます。ん、なぜ包帯?なんとなく内科系の病気かと思ってたのに…手術後?まあいいか。ブルー、ソルジャー継承をミュウたちに宣言。

次回は子シロエ登場。

第5話「死の跳躍」感想

10歳子シロエは幸せな子供時代を過したようです。

先週ラストでは一般ミュウ服だったのに、今回はソルジャー服で登場の戦闘訓練中ジョミー。長老達のお説教にキレて自室に引きこもり。

遠いところへ意識をとばすジョミー。シロエと遭遇。勝手に夢にはいりこむ。勝手に入るなんて…と思ったら追い出されましたー。

シロエはミュウという流れかな。やっぱりいろいろ原作とは違うのね。

後日、再度シロエをミュウの船に連れて行こうとするも果たせず去るジョミー。でも見習いソルジャーとはいえジョミーとシロエが互角って…。しかもジョミー実体で来てるのに。 直後にレーダーを一人で防御・攻撃してるんですが…。

え、ジョミーが船の外でへばってるのに、航行モードへ!?ドクターが出迎えに…と思ったら「腰抜け」とあおられて即入り口まで移動するジョミー。コントみたいです。

ブルーは今回声だけ…と思ったら、最後にちょっとだけベッドでジョミーとお話。

次回キース編へ突入。

第6話「ステーションE-1077」感想

ここからしばらくミュウ編お休み。

きれいな学生キースきたー。14歳か。何この保健室の女医的マザー・イライザと病弱中学生キースのいけないシチュエーションぽいシーンは。ステーションに来た直後倒れた…か。うまい理由付けですね。

ガイダンス映像を見た後、ポジティブな気持ちになっていきなりキースにアタックするサム。積極的に友達を作ろうとする姿勢、いいヤツだ。

グレイブ・マードック先輩(CV:成田剣)でたー。最初から嫌味キャラ。「ヒヨコはニワトリについてくるほうが安全だぞ!」でました。

宇宙船同士の衝突事故。上からの指示を待たず救助に向かうキースとつきあうサム。こんな勝手な下級生、イヤだー!!

スウェナ救出。キース危機一髪。サムの友情。えっ、一連のシーンはマザー・イライザのシナリオですか…!?マザー・イライザのすごい演出力!!

第7話「反逆のシロエ」感想

メンバーズエリート候補生になるキース、サム、スウェナ。原作ではサムそんなに優秀だったっけ?キースがエリートに成長するためのお友達として、マザー・イライザに選ばれたっぽいですねー。

シロエ新入生になってステーションへ。あんなに素直だったのに、人を見下す尊大な性格になってます。やなかんじ。

キースもちょっと年食って皮肉屋になってます。

ところで生徒のキスシーン、キースのすぐ横でいきなりキスを始めるっていうのはいくらなんでも不自然…。原作ではキースたちがたまたま通りかかった…というシーンだったような。

スウェナの結婚をめぐって、サムとキースがいさかい。スウェナ…グッドラックって…なんかヘン。

キースの前では挑発的だけれど、一人の時は記憶が消えていくことにおびえるシロエ。キースと直接対決へ。

第8話「震える心」感想

サム、癒し系ぬいぐるみナキネズミで「元気でチューか?」。あとでキースに「元気でチューか?」をやらせるためだけに入れたネタ。

前回いろいろキースの不自然さに気づいたシロエ。マザー・イライザのメモリーバンクのあるフロアへ侵入。おあつらえむきにコントロール・ユニットまであります。このフロアは人間によるメンテナンスが入るのですか、マザー?セキュリティが甘いです。

マザー・イライザのカウンセリング・シーン。草原にいきなりベッド出現って…不自然です、マザー。落ち着きません。

シロエの行動エスカレート。シークレット・ゾーンのフロア001に侵入。しかし捕まる。

キースたちの宇宙船訓練中にジョミーの精神派攻撃きました。やばい、みなさんダメージを受けて気絶。宇宙船が事故りそうです。しかしキース大活躍。 ジョミー悪人です。

ラスト、入院したサムにお見舞いキースの「元気でチューか?」。別にこんなネタ入れなくても。

第9話「届かぬ思い」

前回サイオン・チェックを受けたぼろぼろのシロエ。キースに見つかって部屋に連れこまれ…。シロエに自分の着古しのシャツを着せたのか、キース。ケチらずに新しいのを貸してあげればいいのに。

シロエも「あなたの匂いがする、嫌だ」とかBLくさいセリフは控えるんだ!

部屋に突入してくる警備兵。「忘れるなキース・アニアン!フロア001!自分の目で真実を確かめろ…」と必死に叫ぶシロエ。ちなみテレビアニメのキースはずいぶん後の回でフロア001へ向かいます。遅すぎるよキース!

生徒達の記憶消去はここらへんで明らかに。原作に比べれば、さほど非人間的とも思えなかったSD体制の闇が見えてきたかな。しかしここで、再度のジョミーの精神波攻撃。ミュウも人間にはたいがい危険ですよねー。

またまたマザー・イライザのキース・カウンセリング。頬に手を触れたり、いきなり夕焼けシーンから暗くして抱きつき。あざといなーマザー・イライザは。

シロエ逃亡そして…。シロエ逃亡は原作の演出のほうが好きかな。今回エンディング映像はシロエ特別編です。

ちなみにシャトル撃墜後、シロエのピーターパンの本はほぼ完全な状態で回収されて後日登場します。ややギモン。そういうのはアリなの?

第10話「逃れの星」感想

冒頭からミュウの船「取り舵いっぱい」「推力最大、ヨーソロー」。しかも両手で持って回す舵。宇宙船というより普通の船舶?いつの時代だ。 後から合成ラム酒をもってハーレイをたずねてくる教授のシーンもあるし。ラム酒…海賊か?

ミュウの船を追っているのはグレイブ・マードック先輩じゃないですか。少し年くってます。

ミュウがアルテメシアを旅立って12年後。2話あたりに登場していた子供ミュウたちも大きくなってます。えっ、12年間地球への座標がわからずさまよってたの…。ブルーは寝たきり、ジョミーはひきこもり。なんだか先行き暗いミュウの船です。

フィシスの占いは便利ね。そんなにさくっと答え(未来)がわかるとは。ナスカ定住決定。

第11話「ナスカの子」感想

トォニィ誕生。ハーレイがプレゼントに木彫りの人形を。この木彫りの人形、最終回で…。

フィシスはブルーの傍を離れるわけにはいかない、とナスカ上陸拒否。ナスカ定住をすすめたわりにいいかげんだ…やっぱ、ブルーの介護?もうずっと寝たきりなんだから他の人にデイ・サービスを頼むんだ!

不安を抱えるジョミーに助言を与えるときのフィシス、ジョミーの頬にふれたりしてマザー・イライザとキースのカウンセリング・シーンに似てますよ。

何やらマザーイライザ(?)に指示を受けていたサム、同僚と共にミュウにつかまる…ああっ、同僚がサムにやられた!完全に巻きぞえ、なんだかなー。ナイフは不要そうな職業なのに、どうしてポケットにナイフをもっているんだサム。

年くってメンバーズになったキース登場。サムの事故の調査に乗り出す。

第12話「孤独なるミュウ」感想

トォニィ・パパ事故で死亡。カリナが未亡人に。責任を感じて悩むジョミーにフィシスがカウンセリング。珍しくアルフレートが長セリフ。

スウェナが離婚してジャーナリストに!?原作の管理体制では考えられませんね。離婚はギリギリありとしても管理社会にジャーナリストはOKなのか?ややギモン。

グレイブ・マードックがキース・アニアン少佐をお出迎え。マツカ登場。

グレイブはわりと融通のきく人じゃないですか。中央の命令はうけつつも、辺境の事情を加味して任務の優先順位を決めているし。それだけの権限はある立場なのね。キース「命令拒否ですか?」って失礼。

「まずは互いの成長をたたえあおうではないか。キミはメンバーズ・エリート、私は艦隊司令部。とりあえず2・3日ゆっくりしてから…」に対するキースの答え、「大佐との間に、なつかしむほどの過去はありません。」はどう考えても失礼。人間関係は訓練しなかったのか、キース?

それに対する受け答えも余裕のグレイブ。ややベタな社交辞令だけど人間関係はソツなくこなせるタイプ。

キースVSマツカ。サイオンでおさえているのに、じわじわとマツカに銃口を向けるキース。これは怖い。マツカ精神集中できません。原作セリフキター「言い忘れた、私の後ろから近づくな。それが誰であっても撃つ。私はそう訓練されている」。

キースの艦に配属されたのは、未熟そうな若い士官ばかり…。キース「たしかに人だけは最新鋭だな(嫌味)」。お前にまわせる人材はねぇ!ってことかマードック。したたかですね。

第13話「星に潜むもの」感想

キースが、若い士官達のあまりの未熟さに優しい言葉と気遣いを!こうやって人の使い方を覚えていくのねキース。

艦長室でこっそり弱音をはくキース。「あと3回ワープが必要。連中耐えられるのか?(ため息)…グレイブは私を遠まわしに殺そうとしているのか?」もっと前向きに考えるんだキース!!弱点を克服するんだ。

ワープで気絶した士官のかわりに操縦してやるキース。ちょっと待て、操縦席に座っていたはずの士官が、なぜそんな不自然な格好で床に倒れている…放り投げたのか?キース。

変なポーズで飛び出すジョミー。ブルーは見られていることを意識した耽美なポーズを決めたがるけど、ジョミーはあまり気にしないタイプか。

キース墜落。ジョミー対キースはほぼ原作どおりだったかな。

キースにやばそうな心理検査を行うミュウたち。ジョミーも容赦ないなー。

でたー、うそつきグレイブ。やっぱり12話のキースへの態度は嘘っぱちだったか…。女性補佐官と楽しくやってるし。いやいやこのぐらい裏表つかいわけないと艦隊司令部大佐は勤まらない。

むしろいきなりキースに肩入れし始めたマツカに疑問。どうして急に?グレイブも驚く迫力でしたが。

とうとう次回予告でブルーが目をあけた!!

第14話「同じ記憶」感想

オープニング・エンディング主題歌変更。

フィシスとキース邂逅。キースとジョミーとトォニィの出会い。

マツカがキース救出にナスカへ到着。

幼児トォニィに襲われるキース。まだ幼児のくせに暗殺行動にはしるトォニィは危険すぎる…。その母カリナも不安定で危ない。

幼児にやられてはメンバーズ・エリートの名がすたるので、反撃のキース。

エンディングのイントロが流れ始める頃にブルーお目覚め。遅い、遅いよ。

次回、キースとフィシス愛の逃避行。

第15話「変動の予兆」感想

母は強し。イヤ・ボーン的な力でカリナ暴走。敵味方区別なく(敵はキースだけなので主に対象は味方)攻撃。精神的にも肉体的にも虚弱とされているミュウが攻撃力だけ強いというのは、人類側からすると大いに脅威で危険だなーとしみじみ思う。

カリナは小さい頃の描写があったせいか「すごく年下の子が死んじゃった」感が強くて悲しい印象。昔の映画版の時はそれほど思わなかったのだけれど。私も年をとったのね。

めざめたのはいいけれど、長年寝たきりだったので足腰がたたないブルー。

キースが楽しそうにモブキャラをキックしている頃、ブルーは船内を徘徊中。

脱出艇の格納庫でキースとブルー対峙。「フィシス、待たせた」とヒーロー登場感を演出していますが、徘徊に疲れて休憩していたというかんじの体育座り。それでもカッコだけはつけてるブルー。

しかしキースをかばうフィシスに動揺を隠せません。それではとしっかりキースの心をよむブルー。ええーっ、ジョミーがあの手この手でほとんど歯がたたなかったキースの心をあっさり?やっぱり格が違うのか、ソルジャーとしての年季の差か。

キースの「伝説のタイプ・ブルー…きさまがオリジンか」。タイプ・ブルーにどんな伝説が?若き日の武勇伝か!?ちょっと聞きたい。

キースに逃げられるブルー。フィシス奪還ならず。なきねずみの力を借りてようやくテレパシーを送るというフラフラな状態に…。フィシスがいないとカッコつけ続ける気力がなくなったのかー!?

キースはマツカの助力でナスカからの帰還成功。

ジョミーはフィシス救助。ゼルも「フィシス様には代えがたい」と長老達はみんなフィシスには甘いのか?

ミュウは幼児から年寄りにいたるまで怖いと思い知ったキース、ナスカに惑星破壊システムの使用を進言。

第16話「赤い瞳 蒼い星」感想

ブルーが小さなフィシスをミュウの船に連れてきたときの回想。子フィシスかわいいー、じゃなくて自分は空飛んでフィシスの手をひくだけなのかブルー。目が見えない小さなフィシスがけなげに走っているというのに。

ここはお姫様抱っこで飛んで逃げるだろ!と思わずツッコミ。

この回はフィシスに対してもこれが最後とばかりにいろいろ語ってます。しかし抽象的。「君は力が特別なんじゃない。存在自体が特別なんだ」…聞いているうちに「もう『好き』っていっちゃえよ!」と思う私。遅咲きの純愛というかんじで恥ずかしい。

ブルーの「テラを見たかった…」は原作ファンはぐっとくるだろうけど、アニメから入った人は唐突なかんじがするかも。

このテレビアニメ「地球へ…」では、ブルーは地球そのものへの懐かしさや憧憬はあまり語ってない気がします。地球にある人類の中枢部パルテノンに、各地で生まれ続けるミュウの保護を訴えにいくことの方がメインという印象。地球への思い入れは薄そうな気が。

原作と劇場版アニメではブルーは地球大大大好き。ミュウの生存のための人類との交渉ももちろんだけど「遠い故郷、地球へ行く」というのがブルーのただ一つの夢だったと思います。

リメイクで一番違和感があったのはここかも。

フィシスにはやさしくお別れをほのめかしていたブルー。ジョミーにはお説教「俯くな、ジョミー」。ジョミーはソルジャーだもんね。

ナスカに残る人々やナスカチルドレンは原作と似たような流れに。

キースはメギド・艦隊と共にナスカへ。若い国家騎士団諸君登場。えー!!キースの教え子?あんなに人に接するのがダメダメそうなキースが慕われてる…?違和感バリバリ。

メギド、ナスカへ発射。

ええー、ブルーが止めるの!?もう形見のヘッドフォンをフィシスに渡しちゃったし…。

第17話「永遠と陽炎と」感想

ああ…ブルーが…というシーンで「ワープ!!」はないよね。もうちょっとほら、余韻とかね。

「宇宙(そら)深く 眠れる獅子」のアレも辞世の句みたいになっちゃって。ブルーは原作みたいに、畳の上もといベッドの上で大往生してほしかったような気が。

でも、ここで死なないと地球まで行っちゃいそうだからね。派手な見せ場を用意できそうなところがもうないし。


18話「再会のアルテメシア」は見逃しました。

第19話「それぞれの場所」感想

フィシスはブルーの死後、未来を占う能力を失ってしまう…。ここでフィシス視点のソルジャーブルーが人類側からフィシスを連れ去った時の回想。

フィシスの手を引いて走るブルー。あれ?以前のブルーの回想と違うイメージ。どっちが正しいの?

その頃キースは久しぶりに教育ステーションE-1077へ里帰り、出生の秘密を知る。グランドマザーから指示されたとおりマザーイライザを処分。

マザーイライザのキース・ラブラブぶり。たまにしか里帰りしない子供が帰ってきたのを喜ぶ母親のようで、ちょっとかわいそうな気持ちに。キースがまた親不孝な子供のようでしたよ。

すでに使われていないE-1077なのにわざわざ処分というのは…?ジョミーとの対比を見せたかったのだとは思うけど。 ジョミーはテラズナンバー5をあっさり撃破。


20話「決戦前夜」21話「星屑の記憶」も見逃しました。

第22話「暮れる命」感想

22話の迷シーンは「キャプテン・ゼル参上」とその直後の「間に合わなんだか…」。その間中えんえんとトォニィに絞められているキースにも苦笑。

三途の水底にお迎えにくるサムとシロエ。シロエのしつこさはすでに悪霊みたいでした。

同胞を殺したことにショックをうけるトォニィとか、マツカの一途さとかシリアスないいシーンもあったのに、妙にお笑いシーンに反応してしまう私。

第23話「地球へ…」感想

トォニィのシャワーシーンとか、カナリアっぽい子供たちとか、フィシスVSキースとかいろいろありましたが、ショックだったのはやっぱり地球。これも予想外でした。

劇場版の「地球(テラ)は本当に青い!」の記憶が鮮明だったので、すごーく違和感。一瞬地球に何しに来たんだっけ?と思ってしまいました。会談ですね、会談。

第24話「地球の緑の丘」感想

最終話も「ええーっ」の連続、駆け足展開。「どけぇ! ヒヨッコどもー!!!」で「ヒヨコはニワトリの~」のマードック大佐が一番おいしいところをもっていく…。「若造、お前らだけに格好はつけさせん」「あのバカにあったら伝えてくれ。『お前はよくやったよ』とな」って、最後にキースをほめていくし。

しかし、あの緊迫した通信の後でマードック大佐がミシェルといちゃついているとは、ヒヨコのセルジュは夢にも思うまい。これがヒヨコとニワトリの差なのか!?

フィシスはミュウ長老達のかごめかごめからハブられるし。あの場面はテレパシーで「フィシス、ハブるから」とみんなでしめしあわせて「せーの」でハブったのか?やだなあ。 ちなみにフィシスと手をつないでいたのは、右が教授で左がハーレイ。まったく若い子(?)には甘いんだから。

そしてフィシスがブルーに「テラ参り」報告。トォニィの子供時代のラクガキ絵のジョミーとさなぎみたいな格好でニッコリ眠っているブルーとか…。

そんなこんなで驚きシーンの連続でした。ともあれ半年間楽しめましたよ、ありがとう。


DVD完全生産限定版の特典「原作コミックリーディング」は原作ファンにはうれしいかも。原作コミックのあのシーン、あのセリフをアニメの声優さんたちの声で聴けるのです。

それからDVD特典のドラマCD「私立シャングリラ学園」も…面白すぎます。ソルジャー・ブルーが生徒会長って…まあいいけどね。

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