魔動王グランゾートメモリアルブック感想

「魔神英雄伝ワタル」のメモリアルブックの発売後、あわせるように「魔動王グランゾート」のメモリアルブックが発売されました。

ワタルはプラクション復刻にあわせての発売ですが、グランゾートのプラクションは今のところ復刻される兆しはなさそう…。

「魔動王グランゾートメモリアルブック」はカラーページは冒頭約30ページ。あとはモノクロページです。

ワタルのメモリアルブックより全体のページ数は減っているのですが、グランゾートはテレビシリーズ1、OVA2本とワタルよりそもそも作品が少ないので、わりと余裕のあるページ構成になってます。

カラーページのオープニング・エンディングカット集の絵が小さいのはいつもどおり。でも大地、ラビ、ガスの設定画は基本服、法衣、新法衣と3パターン（前のみ）。背景に名場面カットも使ってます。

グランゾート、アクアビート、ウィンザートのカラー設定画も旧・新とフェイスモードの4パターン（前のみ）。

別に名場面集ページもあるので、決してカラーページが多いとはいえませんがそれなりに納得。

モノクロのページは設定画集（テレビシリーズ、最後のマジカル大戦、冒険編）です。

メインキャラクター、メカ毎にまとめた設定画。各話のストーリー紹介ページでゲストキャラ・メカ・美術の設定資料集。とにかく設定資料づくし。設定画の解説も小さい文字でがんばってつけてます。

本自体が縦20cmくらいなので絵は大きいとはいえませんが、メインキャラ・ロボ、各回メインゲストに関しては見やすい大きさです。

例えば大地なら、基本服、別コスチューム、法衣、新法衣、魔動銃、ジェットボード、リュックサック、オルゴールを4ページでまとめてあります。

ページ数をとっているので、わりと絵の大きさに余裕のあるかんじで見やすいです。

メカも例えばグランゾートならフェイスモード、全身斜め前、後ろ、側面、斜め後ろ、頭部アップ。もちろんスーパーグランゾートは別ページ。武器・エルディカイザーや魔動石の絵も。

線画ですが、量はしっかりあります。ラポートの「魔動王グランゾート大事典」よりも設定画は多いですよ。

ゲストキャラも各話ごとにストーリー紹介ページでまとめてあるので、わかりやすい！

ちょっと小さい絵もありますが、量があるので許容範囲かも。

この本の見どころは「魔法アイディアスケッチ集」。私、本放送時にアニメ雑誌やムックはそこそこチェックしていましたが、これは未見でした。

内容は魔動王や邪動王のメカが使う魔法の演出スケッチ集（例：ガイアドラゴンなど）。実際使われたものや使われなかったもの、ちょっと変えて使われたものなど。13ページもあるので見ごたえあります。

テレビシリーズの放映データも原画のスタッフ名まで載っているので、データ好きにも満足。

カラーページが少ないのは残念ですが、他のムックはもう手に入りにくい状況。資料本としては今までのグランゾート関連本の中でもかなりいいと思いますよ。

内容紹介

魔動王グランゾートメモリアルブック