公式ガイドブックコードギアス反逆のルルーシュThe Complete 感想

stage24・25の放送も終わって、いよいよ角川書店がコードギアスの詳細な公式ファンブック発売に動いた!?と思いましたよね。

私もてっきりそう思ってました。だってwebカドカワで「全力で読め！『コードギアス』の“すべて”がここにある」とあおってるし…。何そのワンピースのゴールド・ロジャーのセリフのようなアオリは？と思いつつ期待してたのですが…。

確かに「コードギアス反逆のルルーシュ」第1部のガイドブックですが、「“すべて”がここにある」は期待させすぎでしたよ。

表紙と折りたたみピンナップは千羽由利子さんの描き下ろしイラスト。

OPカット集・EDカット集、1stシーズン全25話のストーリー紹介あり。ルルーシュ、C.C.、スザク、カレンのキャラクター紹介あり。

ふんふん、まずは公式ガイドブックとして必須のものはありますね。

声優インタビューもキャラクター紹介の4人分（ルルーシュ：福山潤さん、スザク：櫻井孝宏さん、C.C：ゆかなさん、カレン：小清水亜美さん。

キャラクター設定資料集（線画）、ナイトメア設定資料集（線画）もありますが…。キャラクター設定画に関しては「抜けが多いなあ…」という印象です。

普通に資料として使える程度は載っていますが…設定画マニアとしては、重箱のスミをつつくように「あれが足りない…」とか思っちゃうわけです。ナイトメアの設定画に関しても同じようなかんじ。

ストーリー紹介のページにカラーの設定画も少しありますが、それをあわせても…微妙。「コンプリート」というタイトルに期待しすぎたみたいですね。

そして、音楽担当の中川幸太郎さん、黒石ひとみさん、酒井ミキオさんのインタビュー。ニュータイプの別冊付録に載っていた漫画など。

アニメ雑誌をスルーし続けてきた人や遅れてファンになった人には充分OKなムックだと思います。でも「コードギアス反逆のルルーシュ」を毎週視聴し、DVDを買い、各種アニメ雑誌を全力買いしてきた人にはイマイチな本でしょう。

コアなファンの人が今（2007年9月現在）一番欲しい情報は監督やプロデューサーのコメント、つまり続編のストーリーの情報を握っていそうなスタッフの話だと思うのです。第1部の終わり方に対するスタッフのコメントや、続編の情報が一番欲しいのではないかと。でもそういう話はこの本にはありません。

そういう話を期待せずに、25話までのまとめ本としてみるならまあまあな内容だと思いますよ。

なお、プロデューサーコメント付の各話ストーリー紹介ならアニメージュ2007年8月号別冊付録のロマンアルバム・スペシャル「コードギアスMANIAX」がよかったですよ。

タイトル：公式ガイドブックコードギアス反逆のルルーシュThe Complete: 出版社・発売時期：角川書店（2007-09）; ページ数：95; 総合評価：

内容紹介

公式ガイドブックコードギアス反逆のルルーシュThe Complete