世界名作劇場(カルピスファミリー劇場)の「ペリーヌ物語」。キャラクターデザインの関修一さんは、同じく世界名作劇場の「トム・ソーヤーの冒険」「南の虹のルーシー」などの数々の名劇キャラクターデザインも担当しています。
ペリーヌのキャラクターデザインは地味だという人がいますが、同じく関修一さんの「アラビアンナイト シンドバットの冒険」や「ワンワン三銃士」などを楽しく見ていた子供だったので、あの当時ならさほど違和感なかったですよ。
スタッフリスト
- キャラクターデザイン
- 関修一
- 原作
- エクトル・マロ「アン・ファミーユ(En famille)」
- 脚本
- 宮崎晃・佐藤嘉助・加藤盟
- 監督
- 斉藤博・腰繁男
- 美術設定
- 千葉秀雄
- 美術監督
- 井岡雅宏・千葉秀雄
- アニメーション制作
- 日本アニメーション
- 本放送
- 1978年1月~12月
- 音楽
- 渡辺岳夫
- 世界名作劇場 メモリアル音楽館 ペリーヌ物語
- 主題歌 オープニング
- 「ペリーヌものがたり」 歌:大杉久美子
- 主題歌 エンディング
- 「気まぐれバロン」歌:大杉久美子
声優リスト
- ペリーヌ・パンダボアヌ(オーレリィ)
- 声:靏ひろみ
- マリ
- 声:池田昌子
- マルセル・サンド
- 声:岡村悦明
- シモンじいさん
- 声:永井一郎
- カロリーヌ(侯爵夫人)
- 声:市川千恵子
- ガストン
- 声:加藤精三
- あめ屋
- 声:峰恵研
- ルクリおばさん
- 声:麻生美代子
- ビルフラン・パンダボアヌ
- 声:巖金四郎
- フランソワーズ
- 声:遠藤晴
- ロザリー
- 声:黒須薫
- セザール
- 声:石森達幸
- ポール
- 声:小山渚
- ファブリ技師
- 声:村山明
- ベンディット
- 声:依田英助
- テオドール
- 声:田中崇
- ブルトヌー夫人
- 声:京田尚子
- タルエル工場長
- 声:丸山詠二
- フィリップ弁護士
- 声:吉沢久嘉
- ナレーター
- 声:渋沢詩子
全話タイトル
ペリーヌ物語全53話。ちゃんと見たのは子供の頃なのですが、序盤は退屈だったような気がします。
ペリーヌと母マリが旅の写真屋をしながら、亡き父の故郷フランス・マロクールに住む祖父ビルフランの元へ向かうというストーリー。父母の結婚は反対されていたのですが、孫娘ペリーヌがいることだしお金持ちの祖父に頼っていこうということだったと思います。
ところが旅の途中、母は病に倒れ残されたペリーヌは一人マロクールを目指します。苦難をのりこえ、なんとかマロクールにたどりつきますが名乗り出ることができないペリーヌ。祖父の経営するパンダボアヌ紡績工場で働き始めますが、ふとしたきっかけで英語の通訳として祖父ビルフランの側で働くことになるのでした…。
覚えているのが16話「お母さんの決意」くらいから。ペリーヌの母マリが病気に。ペリーヌが代わりに写真屋さんをするけれど、お客さんが来なくて金銭的にきびしくなります。ペリーヌは母親を心配させまいと隠すけれど宿代がどうにもなくなって…。 お母さんは夫の形見の指輪を売ってお金を工面。まだお金があるうちにマロクールへの旅を続ける決意をします。自分の病状をペリーヌに隠して。
このあたりから怒涛の展開に。16話ということはほぼ3ヶ月くらいそれほど面白いとも思わず見続けていたわけで、当時はのんびりしていたものだなあと思いますね。
見たことがない人はここらへんから見始めるといいかもしれませんね。「赤毛のアン」は子供の頃には面白さがわかりませんでしたが、「ペリーヌ物語」は子供の頃から大好きでしたから。女の子向きの話だと思いますけどね。
- 旅立ち
- 遠い道
- お母さんのちから
- 泥だらけの伯爵
- おじいさんと孫
- 二人の母
- サーカスの少年
- 酔っぱらいロバ
- 商売がたき
- 写真機どろぼう
- バロンがんばる
- たった二人の観客
- アルプス越え
- 美しい国で
- フランス! フランス!
- お母さんの決意
- パリの宿
- シモンじいさん
- パリの下町っ子
- パリカールとの別れ
- 最後の言葉
- 忘れられない人々
- ひとりぽっちの旅
- 美しい虹
- パリカール! 私のパリカール!
- 親切なルクリおばさん
- おじいさんの冷たい顔
- パンダボアヌ工場
- 池のほとりの小屋
- 自分の力で
- お客様を迎えて
- 名前の秘密
- テオドールの財布
- 忘れられない一日
- 英語の手紙
- よろこびと不安
- おじいさんの大きな手
- すてきなワンピース
- インドからきた手紙
- バロンの災難
- お城のような家
- ロザリーの悲しみ
- 日曜日。ペリーヌは…
- いじわるな婦人
- ボスニアからの知らせ
- ビルフランの悲しみ
- オーレリィの顔
- 火事
- 幸せの涙が流れる時
- 初雪の降った日
- おじいさんの目
- 忘れられないクリスマス
- 春の訪れ
今はどうか知らないけれど、私の子供時代はまだ子供の間で手芸やフェルトのマスコット作りがはやっていました。自分で服や靴を作るペリーヌは憧れの目で見てましたよ。
原作の「アン・ファミーユ」は「家なき娘」という邦題で翻訳されていました。アニメに影響されて読みましたよ。原作はあの頃でもマイナーだったように思います。同じ作者なら「家なき子」の方が圧倒的に有名ですね。
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