世界名作劇場「赤毛のアン」メモリアルアルバム感想

「世界名作劇場『赤毛のアン』メモリアルアルバム」は2005年に発売された世界名作劇場「赤毛のアン」の公式ガイドブックです。 内容的にどうしても絶版の「赤毛のアン NEWTYPE Illustrated COLLECTION(以下「NEWTYPE~」)」と比べてしまいますね。

とはいえ「赤毛のアン」のアニメファン向けムックとしては、「世界名作劇場『赤毛のアン』メモリアルアルバム」は充分な内容に感じましたよ。

本の大きさですが「NEWTYPE~」より本の横幅がやや狭いです(縦は同じ)。

設定資料集

設定資料集ページに掲載されているキャラクター数が「NEWTYPE~」より少ないのがものすごく残念です。それなりに絵の量があるキャラクターは

  • アン
  • マシュウ
  • マリラ
  • ダイアナ
  • ギルバート
  • ジェリー・ブート
  • ステイシー先生
  • ミニー・メイ
  • 第1話の駅長さん

くらい。キャラクター設定8ページの内、アンの絵だけで5ページ。アン以外は絵も小さめ。

設定画好きとしてはやや残念な内容。「NEWTYPE~」は既に絶版。内容が重複しないようにという配慮かもしれませんが、せっかくのメモリアルアルバム。もうちょっとがんばってほしかったかな。

でもアンの初期設定画から決定稿に至るまでの絵の変遷はこの本の方がわかりやすいです。「NEWTYPE~」の方はバラバラに並べてる印象です。

その点ではこの本の方がよい構成だと思いますよ。

レイアウト集

レイアウト集は全てモノクロですが、「NEWTYPE~」よりきれいに見えます。印刷か紙質のせいかな?

きれいに感じるので、カラーでなくてもまあいいかという気がしますよ。「NEWTYPE~」と重複するレイアウトはほとんどありません。

レイアウト集の内訳は以下の通り。

  • 第4話「アン、生い立ちを語る」(4ページ)
  • 第5話「マリラ決心する」(10ページ)
  • 第48話「マシュウ我家を去る」(6ページ)
  • 最終話「神は天にいまし、すべて世はこともなし」(2ページ)

数話をセレクトしてレイアウトをまとめているわけです。

この本の発売より後に開催された「スタジオジブリ レイアウト展」でも「赤毛のアン」のレイアウトは見ることができました。でもレイアウト展の図録を見る限り、この本に掲載されているレイアウトとは違う話数のレイアウトでしたよ。

詳しくはスタジオジブリ レイアウト展図録 感想で。

背景美術・美術設定

背景美術や美術設定は見開きページにまたがっている絵はありません。これは見やすくてとてもよいですね。

オープニングイメージボード集

オープニングイメージボード集はとってもいいです!絵はもちろん(?)宮崎駿さん。水彩ラフといった印象。ステキな絵だし、「NEWTYPE~」にはないのでこの本だけのおススメポイント!

「NEWTYPE~」を持ってない人なら充分楽しめると思いますよ。

「NEWTYPE~」を持っていて「どうしようーかなー」と思う人、確かに重複している内容はあるので迷いますよね。下に内容を簡単にまとめているので参考にでもしてくださいね。

タイトル:世界名作劇場「赤毛のアン」メモリアル・アルバム
出版社・発売時期:河出書房新社(2005-10-21)
ページ数:160
総合評価:4
内容:アニメ「赤毛のアン」ファンブック
  • ストーリー紹介
  • 版権イラスト(原画:佐藤好春)
  • LD-BOXジャケット用イラスト(画:近藤喜文)
  • 背景美術
  • 美術ボード集
  • オープニングイメージボード集(画:宮崎駿)
  • スタッフインタビュー(高畑勲(監督)、保田道世(色指定)、声優インタビュー、高坂夏世(原画)・大谷敦子(原画)・佐藤好春(動画)座談会)
  • 設定資料集(線画、キャラクター約8ページ、美術設定約14ページ)
  • レイアウト集(モノクロ22ページ)
  • 色彩設定(モノクロ)
  • 原作者について
  • 番宣伝パンフレット(モノクロ)
  • データ集
  • …etc.

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