アニメ「巌窟王」第13話「エデ」-15話「幸せの終わり、真実の始まり」感想

アニメ「巌窟王」13話「エデ」-15話「幸せの終わり、真実の始まり」の感想です。

第13幕「エデ」感想

伯爵逮捕に失敗するヴィルフォールに職務停止命令が下ります。車椅子の父ノワルティエに心情を吐露するシーンで、彼が地位に固執してきた理由がわかりますね。しかし家庭も顧みずがんばってきた結果がコレでは…。

フェルナン（アルベール父）に資金援助打ち切りをきりだすダングラール。大統領選前の資金援助打ち切りにあせりをみせるフェルナン。軍事力で民衆の支持をえるために派手な戦果をあげる動きにでます。

フランツは内務省のリュシアンに頼んで極秘のデータベースにアクセス。「巌窟王」について調べようとしますが、いくつかの手がかりを得られたものの核心にはせまれません。

でも宇宙生物っていうのはすごく斬新なアレンジでびっくりしました。アニメ「巌窟王」の原作は厳密にいうと2つあるわけですが、もしかしてもう1本の方ではそういう扱いだったのかも？。

小エデ登場！エデの過去回想きました。少女にひざまずく伯爵。ステキー。

カヴァルカンティはあいかわらず小物臭がただよってます。エデに手を出すなー。伯爵もお怒りです。

伯爵に銃を向けるヴィルフォール、その伯爵をかばうアルベール。そして1発の銃声が響く…。

今週は話がさくさく進んでます。でもいろいろ後からわかる小ネタが入っているので要注意。

今週のセリフ

ヴィルフォール：このままで済むと思うなよ！

いかにも悪役くさいセリフに反応してしまいました。悪役をやるからには一度は言ってみたいセリフかも。

ユージェニーとカヴァルカンティの婚約。子供の頃からフランツと二人ですごしてきた「秘密の隠れ家」で、久しぶりにフランツと話をするアルベール。

傷心のアルベールはフランツが一人でパリを離れることに腹を立て、雨の中「秘密の隠れ家」を飛び出します。恋人と親友を同時に失った気分でぬれながら歩いているところに通りかかる伯爵。

伯爵：そんな顔をしたあなたを置いていくわけにはいきません。さあ、一緒に行きましょう。

ええーっ、あっさりお持ち帰り。一緒に宇宙に旅立ちます。同じ頃ユージェニーはアルベールを探して雨の中街をさまよいます。しかし会えずに帰宅。カヴァルカンティからアルベールは伯爵と宇宙へ旅立ったと聞かされて…。

ユージェニーがかわいそうすぎる…。ユージェニーが大変なときに放り出して、伯爵と二人でランデブーって子供すぎるよ。大人になれ！アルベール。

その頃フェルナンは大統領選に向けて演説のために議会場へ。

フェルナン：君と一緒だったからここまでくることができた
メルセデス：あなたを誇りに思うわ

「ああ、うるわしき夫婦愛」と思ってみているとあとでバカを見ます。フェルナンは愛ゆえに身を持ち崩す男ですね。メルセデスはファム・ファタルというか、意図せず男を翻弄するタイプですよ。エドモンもフェルナンも結局彼女のせいで…。

伯爵邸で議会場の中継をみていたエデが立つ！

エデ：車を用意しなさい、議会場へまいります！

うは、すごいアオリ構図。波乱のはじまりか！？

図書館の火気厳禁表示いいよね。一服するためにライターつけると「ここは火気厳禁です」ってババババーと空間にバナーが表示されるの。ああいうの早く実現してほしいー。

ヴィルフォールはここで失脚？もう出番がないのかと思いきや復讐はまだ終わっていないのです。

困ったときにはフランツに相談だ！いつものカフェでフランツに会うユージェニー。フランツはやっぱり頼りになる助言をくれます。頼もしいよフランツ。

それにくらべて、宇宙船で伯爵とペアルックのガウンでくつろぐアルベールときたら。

アルベール：ぼくは、あなたから離れたくない！
伯爵：あなたはそんなに私を思っていると

何その愛の告白？しかしそんなアルベールをパリに帰す伯爵。別れの際にみせた伯爵の悲しげな表情。でもアルベールが去ってから伯爵は高笑い。演技だったのかー！！やっぱり伯爵は演技派だね。自身も復讐を続けるためにパリへ。

その頃パリの議会場ではエデがフェルナンを告発。過去の悪事をばらされたフェルナンはこれで失墜か？

しかし両親の復讐を遂げたはずのエデは、復讐のむなしさに涙。伯爵に同じ思いをさせまいと誓うのでした。

いやでもそんなことよりびっくりしたのが、ノワルティエさんのスゴイ義手。キュイーンとかいい音たててすごいギミックも内蔵だ！