新世紀エヴァンゲリオン（ニュータイプ100％コレクション）感想

「エヴァンゲリオン新劇場版 REBUILD OF EVANGELION」のウワサでもちきりの今、TV版「新世紀エヴァンゲリオン」の設定資料集の感想を書くのも気が引けますが、まあいいか。

TV版「新世紀エヴァンゲリオン」設定資料集としては「新世紀エヴァンゲリオン（ニュータイプ100％コレクション）」が充実した内容です。

内容は版権イラスト、カラー設定、線画の設定資料集（キャラクター、小物、エヴァ、使徒、メカ、武器、美術など）。

設定資料集は線画中心ですがカラーもあるので、絵の資料を探している人からコスプレ、造形モノ作りの資料にも充分使えると思います。

キャラクター設定画に関してはレイでいうと、表情集・包帯姿・プラグスーツ・制服・下着姿・4歳時・26話の転校生バージョン他、メインキャラはこのくらい詳しく絵があります。

名前のあるキャラクターは全員載っているように見えるし、名前がついていないサブキャラも少々あり。

エヴァに関しては決定稿だけではなく、決定前のバージョンも少々。ただし参号機は使徒（バルディエル）のページで頭部数パターンのみ。

これ1冊で作画資料にはことかきません。ただし、データ集ではないのでキャラクターの身長や誕生日などは掲載されていません。

面白いのが企画書。カラーで33枚。縮小されていますが充分文字が読み取れる大きさです。

企画意図、テーマに始まってキャラクター紹介、全26話のストーリー紹介など。いろんな意味で予定されていた内容とは異なった終わり方だったことがわかります。

設定資料集と企画書がこの本の魅力なので、その他についてはあまり期待しないように。

版権イラストは70ページほどありますがアニメセル調のものがほとんど。貞本義行さんのイラストはわずかです。

ストーリー紹介は全話分ありますが簡単なもの。本編カットは各話につき3枚程度です。

エヴァンゲリオンは関連本が多く、詳細なフィルムストーリー、作品解説本、絵コンテ、原画集、貞本義行さんの画集など必要に応じて（？）発売されています。

設定資料集はこの本が一番だと思いますが、それ以外の内容を求めているなら別の本を探した方がいいですよ。

タイトル：新世紀エヴァンゲリオン (ニュータイプ100%コレクション): 出版社・発売時期：角川書店（1997-02）; ページ数：178; 総合評価：

内容紹介

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