「DARKER THAN BLACK 流星の双子」の各話感想。第5話「硝煙は流れ、命は流れ…」第6話「香りは甘く、心は苦く…」。
第5話「硝煙は流れ、命は流れ…」感想
マダム・オレイユ vs 未咲。うーん、オレイユが未咲に近づく目的がよくわからないけど、BK201に対契約者兵器が使われたこと、「三鷹文書」「イザナミ」など気前よくタダで情報を教えてくれる。
タダより高いものはない!! と思うんだけど。
一方、蘇芳は射撃訓練の日々。ライフルの設定をなにげに説明してくれたり。現れるたび弾は充填されるけどライフル自体の手入れは必要って…変なの。
ちなみに蘇芳の射撃の腕は黒(ヘイ)さん曰く「俺より上」。黒(ヘイ)さんはナイフやワイヤーでの接近戦の方が得意だもんね。
黒たちと行動するようになってからジュライがお酒の空瓶かかえてるのは、観測霊使用のためね。
黒(ヘイ)さん、あいかわらずソファで足組んで角瓶ラッパ飲み。食事代は蘇芳に渡して自分は酒びたり…。
もらった食事代でレバノンに昼食レバニラ丼を作ってもらう蘇芳&ジュライ。ノリオの母はノリオが幼い頃契約者になって失踪したことを知るのでした…。
その晩、黒(ヘイ)さんがラブホに戻ると蘇芳が部屋の外壁に大穴を…。音と衝撃で近所の人が駆けつけてこないのか!? と思ったけど周囲はかなりさびれてるし大丈夫なのかも。
黒(ヘイ):どうすればこうなる…
一応事情を聞いてくれるあたりは前回よりマシかも。
蘇芳:また殴るんだろ? わかってるよ、早く殴って。そのかわり左側にして
黒(ヘイ):何?
淡々と理由を語る蘇芳に、
黒(ヘイ):調子が狂う…
と言って殴らない黒(ヘイ)さん。「殴って」と言われるとあえて殴らないというのはドSだから(笑)?
蘇芳のゴキブリ嫌いを考えながら、ふと以前蘇芳に言われた言葉を思い出す黒(ヘイ)さん。
蘇芳:(モノローグ)僕はあなたが嫌いだ
黒(ヘイ):おれはゴキブリと一緒か…
…ちょっとへこんでる(笑)!?
部屋の外壁に大穴開けたため、外気が直接部屋へ。冬の札幌の夜の寒さは半端じゃないので、冷気を逃れてバスタブで眠る蘇芳とジュライ。
一方黒(ヘイ)さんはトイレで便器のフタを閉め、そのうえでウンコ座りで就寝。お風呂同様、トイレにもドアがあるから直接外の冷気は入ってこないけど…それでいいの(笑)?
いきなりトイレのドアを開けるジュライに
黒(ヘイ):ノック位しろ
蘇芳もいることだし、マナーに厳しい黒(ヘイ)さん。実際使用中だったら困るし。トイレのノックはプログラムに入ってなかったのか、ジュライ!
しかし
ジュライ:誰かいる
という答えに、即座に臨戦態勢。
三号機関配下の水を操る契約者・ミチル(声:林真里花さん)とのバトル。襲い来る便所水…イヤだー。下水じゃなくて上水の方だと思いたいけど、マンホールの水も…だからやっぱりバッチイ…。
いつもながら黒(ヘイ)さんの逃げ足の速さは異常(笑)。
クライアントの依頼で、蘇芳に初任務。任務につく前に意を決して蘇芳に今日こそ鶴を撃つように命令する黒(ヘイ)。鶴を撃つ理由がないと反論する蘇芳に
黒(ヘイ):お前の契約者としてのイレギュラーを打ち抜く
鶴を撃った後涙を流す蘇芳。やはり感情が…。
その晩、蘇芳達の夕食はそこらへんに生えてる雑草鍋(笑)。えっ、野草ってアクが強いのが多いから一度湯通しして、お湯は捨てた方がいいよ…。しかし湯に突っ込んだ野草にそのまま醤油をドボドボ入れる蘇芳。
しかも、そのまま味見もせずに黒(ヘイ)にお椀をすすめる…。醤油をドバドバ入れてる時点で黒(ヘイ)さんの表情がちょっと変わるのが(笑)。黒(ヘイ)さん、自分が料理するから味が想像できてるはず(笑)。
ウイスキーの瓶を置いて、おわびのつもりで差し出されたお椀を受け取る黒(ヘイ)さん。一口すすって、無表情なのに「Σ」な漫符が(笑)。
蘇芳:どう?
黒(ヘイ):味はどうでもいい、栄養さえあれば
蘇芳も自ら認めるちょっとアレな味の雑草鍋を
黒(ヘイ):おかわり
と、おかわりまでしてくれる黒(ヘイ)さん。はっ、これは乙女にとってちょっと胸キュンなシチュエーション(笑)? 黒(ヘイ)さんの対価の要らないタラシ能力発動か!?
黒(ヘイ)の事を嫌いだと言っていた蘇芳が食事を作ることで歩み寄れば、黒(ヘイ)もその分歩み寄る。うーん、コミュニケーションの基本ですね。
黒(ヘイ)さん妹いるし、こんな職業だからまずい料理くらいは問題なし! 異性の兄弟がいると、異性の現実を知ってるから理想をおしつけないものです(笑)。同じように蘇芳にも紫苑がいるからねー。
しかし食後はムードのない会話へ突入。
黒(ヘイ):お前に任務がある
(中略)
蘇芳:お金…お金、くれるなら
出たー、契約者的合理的発想。鶴を撃つことに涙を流すくせに、お金で仕事を請け負って銃を撃つことには前向きな蘇芳。
夕食はとんでもない味の雑草鍋。おまけにまだガキのくせに金で仕事…黒(ヘイ)さん思わず一言。
黒(ヘイ):最低の夜だな…
翌朝、任務開始。内容は三号機関の輸送物資の破壊。黒(ヘイ)が輸送トラックを襲撃するも罠が…。
Cパートは幼い頃の蘇芳、紫苑、母・麻子(声:玉川紗己子さん)の水族館での回想。
今回、輸送物資はイザナミだからイザナギと対になる存在ではあるけど、相対する存在でもあるんですよねー。とするとやっぱり人? その正体は…。というところで次週に続くのでした。
第6話「香りは甘く、心は苦く…」感想
「対価のため」と称してバー「レバノン」に訪れるノリオ(声:野村勝人さん)の母ミチル(声:林真里花さん)。ノリオの父・レバノン(声:楠大典さん)もびっくり。
ノリオが3歳の頃失踪、だからノリオには母の記憶がない。けれど母との再会を喜び、大歓迎するノリオ。母の作ったシフォンケーキをほおばるノリオ。
子供を捨てていったことについては多少の負い目も感じながらも、冷静さを失わない母・ミチル。ノリオを心配するそぶりも見せる。しかし、その再会は永遠の別れに…。
今回のバトルは黒(ヘイ)さん vs 鎮目。トラックの外装を自分の装甲にして戦う鎮目に、苦戦する黒(ヘイ)さん。
黒(ヘイ)さんはしょっぱなから見事なライダーキック。しかし鎮目の「イザナミ」「ドール」の言葉に物資の中身が何であるか気づく黒(ヘイ)。
鎮目を残して物資の方へ向かう黒(ヘイ)。相変わらず逃げ足に定評のある黒(ヘイ)さん(笑)。
一方黒(ヘイ)が輸送物資破壊に失敗したので、自分が狙撃することを決意する蘇芳。
物資の中身が「人(ドール)」であることを告げるジュライ。戸惑う猫(マオ)に対して、
蘇芳:大丈夫、鶴も撃てたんだから
と決意を告げる蘇芳。ライフルの照準を合わせ、引き金を引く直前、
黒(ヘイ):撃つな! 撃つな蘇芳!!
ワイヤーで照準をはずし、かろうじてコンテナへの直撃をそらした黒(ヘイ)。鎮目から退却して短時間で港へ…どんだけ速いんですか!? 1期の「スピードは俺の方が上だったな」を思い出します(笑)。
コンテナの中身はやはり銀(イン)。なんだか生命維持装置みたいなものがついてるのでまだ生きてるのだとは思うのですが。
猫(マオ)に銀(イン)のことを訊ねる蘇芳。猫(マオ)は銀(イン)が昔仲間であったことを語るのでした。
猫(マオ):今は、黒(ヘイ)の曰くつきの女ってとこだな
蘇芳:あいつの…
契約者ミチルに連行されそうになる蘇芳。ライフルをミチルに向けて発砲するけれど的はハズレ。
危機一髪のところに現れる銀(イン)の観測霊らしき姿。それはミチルを…ノリオが駆けつけたときには…。ミチルの亡骸を前に涙ながらに叫ぶノリオ。
ノリオ:契約者は人殺しでも平気なんだー(号泣)!
この言葉は2話で蘇芳が黒(ヘイ)に言った言葉。蘇芳がノリオに否定しなかったのは、あの一発が当たっていればミチルは死んでいただろうからでしょうね。
結果的に手を下したのが銀(イン)であっても、蘇芳が殺した可能性もあったから…。
輸送物資の中身が銀(イン)であることを隠していた黒(ヘイ)の依頼者(クライアント)マダム・オレイユ。黒(ヘイ)は契約解除を申し出る。
マダム・オレイユ:あなた、あのドールは自分が殺すっていきまいてたのに、がっかり
それはいつものことですよ、マダム・オレイユ。1期でもアンバーとか殺すって言ってた気がするので。黒(ヘイ)さんはわりと口先男です(笑)。
三号機間、イザナミのこと…沢崎に問いただそうとする未咲に沢崎の一言。
沢崎:私を味方と思わない方がいいと思います
えっ、沢崎は三号機間の中では技術担当や後方支援…「宇宙戦艦ヤマト」で言えば真田さん的ポジションかつ外見は巨乳のお色気担当(笑)かと思いきや!!
わりと腹黒いかんじの側面が見えてきましたねー。
今日の蘇芳達の宿は、各地に作ってある別宅(=隠れ家)。それって黒(ヘイ)さんの? 猫(マオ)はコタツの上で寝そべってテレビ見ながら背中かいたりしてくつろぎすぎ(笑)! 逃亡生活なんだからもっと緊張感を!
緑茶を淹れるジュライに砂糖を入れるように頼む猫(マオ)。ジュライ…たんたんと砂糖何杯入れてるんだー!?
「人を好きになる」ということに思いをはせる蘇芳。ふと黒(ヘイ)が狙撃を制止したときに、初めて自分の名前を読んだことに気づく。背後でなぜか料理の音が…。
黒(ヘイ):また雑草を食わされたら、たまらんからな
黒(ヘイ)さんが料理を!! 久しぶり!! いわしの缶詰に衣をつけてムニエルっぽいかんじ?
蘇芳:野菜がなくちゃビタミン取れないし、缶詰は鉄くさいから嫌いだ
…好き嫌いはダメだよ蘇芳!! というか、一言多いよ(笑)。
そんな蘇芳の苦情に尻ポケットに入れていたフラスコ(ウィスキー携帯ボトル)の中身をフライパンにぶちまけてフランベ。
ちょっとそれ、直に口つけて飲んでたんだよね…と文句を言うのかと思ったら、そこには触れない蘇芳。そしてキャラソン、キター。
黒(ヘイ):もう撃つな
蘇芳:えっ、どうして?
黒(ヘイ):お前には向いてない
事情を知らないとあいかわずブレブレに聞こえる黒(ヘイ)さんの発言。マダム・オレイユとの契約解除したので、蘇芳に仕事をさせる(撃たせる)理由がなくなったわけです。
上着を着て出かけようとする黒(ヘイ)。料理に使ってなくなってしまったお酒を買いに行くのかと蘇芳が
蘇芳:僕、撃たないよ。そのかわり、もうお酒飲まないで!
黒(ヘイ):交換条件か? 買いに行くのは野菜だ
ちょ…なにその家族モード。出かける黒(ヘイ)の後を追う蘇芳。
一方その頃のノリオとレバノン…。ちょっといい話みたいにまとめられてましたね。
コンビニで野菜を買う黒(ヘイ)。蘇芳が立ち読みしてたTVガイド(?)の表紙が「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」…。
店を出て前を歩く黒(ヘイ)と後ろからついてくる蘇芳。そこに道端から寄り添う銀(イン)の観測霊らしき姿。でも、契約者としての能力を失った黒(ヘイ)にはその姿は見えない…。
銀(イン)が出てきたあたりの電柱を通り過ぎるときに、蘇芳が「ガッ」と蹴りを入れてましたが、銀(イン)に対する嫉妬というにはちょっと微妙。
銀(イン)について蘇芳が知っていることは、「かつて黒(ヘイ)達の仲間だった」「黒(ヘイ)のわけありの女」「ノリオの母を殺した(?)」くらい。
今は自分達チームの一員ではないし、恋人であったことくらいは想像してると思うけど、黒(ヘイ)とどんな「わけあり」なのか不明。
ドールなのにノリオの母に手を下すなど、蘇芳にとっては謎だらけ。だから「何者だよ?」という不信感と黒(ヘイ)に対するなれなれしさへの不満みたいなものでしょうか。
蘇芳はまだそんなに黒(ヘイ)にラブはいってないと思います(笑)。仲間意識はでてきたみたいですけどね。
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